病名は見ないのです

分子栄養学的な病状のとらえ方

一般の病院では症状や体の状態、必要ならば検査結果などを総合して病気が何であるか大体目星をつけて、薬を処方したりする。

漢方を中心とする東洋医学は、それとはちょっと異なり、その人の体の「証」つまり簡単に言ってしまうと、体質のような物を捉え、身体全般を見ることによって、原因を探りそれを正しく改善し、病気も治すといった治療をする。

(詳しくは、東洋医学、漢方などで検索してください)

分子栄養学(分子整合栄養学)では、60項目血液検査をもとに体に必要な栄養素がどこにどう足りているか、足りていないかを症状や全身の状態を分子レベルで診る。

例えば頭痛1つとっても、鉄分の不足からくる頭痛なのか、亜鉛やマグネシウム不足などから来る物なのか、生化学をもとにその症状がどの栄養素の不足で悪くなっているのかを総合的に診る。

だから頭痛という同じ症状でも、個人個人どの栄養素が足りなくてその症状になっているのかが違う。

足りない栄養素を特定しながら、どの栄養素をどれだけとったら良いかを指導される。勿論必要ならば、一般の病院での治療も平行して治療、投薬、外科的な手術などもするし、運動が足りない人には合わせて運動療法と言うように、ただ栄養素をとっていればいいと言う治療はしない。

なんの病気でもそうだけれど、これだけやっていればいい、と言うのは効果が上がらず、意味のないものだ。

「私は病名は見ないのです」

20年以上前、初めて分子栄養学に基づく栄養療法を日本に紹介したA氏が、実際に血液データーを持ってきた患者さんに、まず言った言葉。

「私は病名は見ないのです。血液データーからあなたに足りない栄養素が今お困りの症状にどのように影響しているかを診るのです」

3年前、栄養療法を始めてまもない頃で、私はすぐ隣で別の分子整合栄養医学管理士に我が子の血液データーを解析してもらうため待っていた。

A氏のもとにデーターを持参した男性は、一般病院で原因の分からない難病と診断されたようで、「○○性○○症候群」という様な長い名前の病名で、ご自分でもメモを見ないと分からない、とぼやいていた。

「病名よりもあなたの体の状態が、何の栄養が足りなくてそうなっているのかをデーターを診て探っていきます。病名はある意味必要ないのです」とも言っていた。

生化学を知るにつけ、栄養素が体に作用するのを知るにつけ、この言葉は大変重く重要である事に気が付く。

人間の体を作っているのは食物からとる栄養素から成っている。どれも欠けては成らない、大切な栄養素。人間の体は足りなくても多少は何とかなる。けれどストレスや病原体などにさらされるとそれもバランスを崩す。

そうなったとき、足りない栄養素がどのような症状となって体の不調を起こすのか、その足りない栄養素が何なのかを60項目に及ぶ血液検査で詳しく分析していくのが「栄養療法」なのだ。

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てすとてすと

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