貧血を考える4- 鉄の「出納」
栄養たっぷりのバランスの取れた食事から鉄分を摂ったとしても、体に吸収されるのは約1mg。 人間の体は一日どれだけの鉄分を必要としているのでしょうか? 汗をかく、尿の排泄・便の排泄から体の外に出て行ってしまう鉄の量が約1mg・・・ つまり食事から摂った分をまるまる一日で使ってしまう事になります。 そして大変なことに生理のある有経の女性は毎月の出血で約60mlの血液を失い、その血液中に含まれる鉄分は約30mgといわれています。
《女性の健やかな一生をサポート&女性のミカタ》ふじもとひろみ
栄養たっぷりのバランスの取れた食事から鉄分を摂ったとしても、体に吸収されるのは約1mg。 人間の体は一日どれだけの鉄分を必要としているのでしょうか? 汗をかく、尿の排泄・便の排泄から体の外に出て行ってしまう鉄の量が約1mg・・・ つまり食事から摂った分をまるまる一日で使ってしまう事になります。 そして大変なことに生理のある有経の女性は毎月の出血で約60mlの血液を失い、その血液中に含まれる鉄分は約30mgといわれています。
貧血といえばごく一般的な症状として捉えられている人が大半ではないでしょうか? 特に若い女性にありがちな症状。もしかしたら病気と捉えていないかもしれないですね。 けれど貧血は人間にとってあらゆる所にダメージや障害が起こることから、決して軽くみてはいけない立派な病気であるということを肝に銘じなければならないのです。 貧血はご存じの通り、血液検査でヘモグロビンの値、血清鉄の値、フェリチンの値で診断がつきます。 ※フェリチンは血液データーの読み取りが難しく単体で検査した数値だけでは貧血かどうかわかりにくいところがあるのでデーター解析に熟知した栄養療法の医師にお願いするのをお勧めします。炎症や感染・脂肪肝などで容易に数値が変動します。