薬の副作用とアルブミン・・アルブミンの話2-2 薬を運ぶトラック
病気になったりしたときに飲む薬。 薬の効きがいい人、悪い人。副作用が出ない人、出やすい人。 体質や薬そのものの副作用なども含めてこれらは個人差が大きいです。 体にたんぱく質が足りないと副作用も出やすい、というのを以前書きました。。 「副作用が出る人、出ない人の違いは?」 薬を血液中から全身に運ぶのに関わっているのがアルブミンという血液中のタンパク質の濃度を表すものです。 アルブミンの数値はその人の栄養状態・健康状態も表します。
《女性の健やかな一生をサポート&女性のミカタ》ふじもとひろみ
病気になったりしたときに飲む薬。 薬の効きがいい人、悪い人。副作用が出ない人、出やすい人。 体質や薬そのものの副作用なども含めてこれらは個人差が大きいです。 体にたんぱく質が足りないと副作用も出やすい、というのを以前書きました。。 「副作用が出る人、出ない人の違いは?」 薬を血液中から全身に運ぶのに関わっているのがアルブミンという血液中のタンパク質の濃度を表すものです。 アルブミンの数値はその人の栄養状態・健康状態も表します。
私の母が大腸ガンから肝臓に転移したガンで亡くなったのは、もう10年前になります。 亡くなる何日か前、お腹に腹水が溜まり苦しんでいました。 これ以上溜まると他の臓器を圧迫するので、お腹に針を刺して「水」を抜いていきました。 双子の臨月とでもいえるような大きなお腹でしたね。 水といっても体内の栄養分や体液、アルブミンを含んだもの。 無知な素人はこの水が何なのか、どこからこんなに出てくるのか当時は知らなかったのです。 水を抜いている看護師に尋ねました。「この水はアルブミンです。」アルブミンはアルブミン製剤という薬品名を聞いたりして知ってはいましたが、何のことだか全く分からなかったです。
体にとって大変重要なタンパク質の指標で生命を維持するのに大切なもの。 体のあらゆる所に存在していて、血液中に5分の1・肝臓に5分の2程度存在します。 血液の中で色々な物質にくっついて運搬する働き(トラックのような働き)をします。 肝臓で作られ種々のアミノ酸を材料として作られますが、材料であるアミノ酸が不足していると作ることができません。 血液中で水分(血液成分中の)を蓄えておくスポンジのような働きをするもので、アルブミンが減ってしまうと体に大切な血液中の栄養分などを蓄えておくことができなくなります。