子どもはみんな貧血?? 貧血を考える17-
生後から約6ヵ月で出生時100ng/dlあったフェリチンもその急激な成長に殆どが使われてしまい、それを補っていくには離乳食から離乳食完了まで、そして以降の食事から摂ることになります。
《女性の健やかな一生をサポート&女性のミカタ》ふじもとひろみ
生後から約6ヵ月で出生時100ng/dlあったフェリチンもその急激な成長に殆どが使われてしまい、それを補っていくには離乳食から離乳食完了まで、そして以降の食事から摂ることになります。
Bさんの友人、そしてその子どもにも明らかに栄養欠損が多いし、気になるのが貧血。(貧血とタンパク質不足はセットなのでタンパク質も不足しています) 夏の暑いときに体が冷えて仕方ない、手足が氷のように冷たい、冷房に弱く体がすぐ冷える・・・などなど。 これら全て貧血が関わっています。 もちろんタンパク質不足をはじめ栄養欠損があります。 貧血があると、体温調節もうまくいきにくいです。エネルギー作り出せませんし。 暑くても汗をかかない、冷房の設定温度も低くしないと暑さに耐えられないという矛盾したような状態も実際起こってきます。
Bさんの友人の中に、「母親が料理を殆どしない」、「栄養に関心がない」人が意外に多いということ。 仕事を持っている人ももちろんいるから、忙しくて思うようにならないこともあるだろうけれど、最近私が感じているのは、私達の母親達の代の食事に関する意識が少なからず影響しているのではないかと思っています。
私の子どもの知り合い女性。 30歳代後半でお子さんは小学生と幼稚園児いらっしゃる。 ある日「今日はふらふらで仕事に行かれるか心配だった」といっていたそう。 貧血がひどくて寝込むことも・・体もだるいし・・とバッチリ貧血症状が出ている・・ (貧血と立ちくらみは別の物で、よく立ち上がるとふらーっとするのを「貧血のせい」だと思っている人がいるけれどこれは別物) 聞けば貧血がひどく病院で鉄剤を処方されて飲んでいるといいます。 毎日飲んでいるようで、職場にも持参しているとか。 あらら、そりゃあ重症の貧血だ・・・と私がいうと、 子どもも「そうだと思う。顔色も良くないし・・」
貧血があると粘膜も弱くなってしまうのをご存じでしょうか? もちろん粘膜のトラブルはタンパク質のほか、ビタミンAの欠損でも起こるけれど、貧血は粘膜にもトラブルが出てしまうのです。 粘膜、目、鼻、口、喉と分かりやすい所から、内臓の粘膜に至るまで結構ありますね。 貧血は血液が隅々まで行き渡らない、と書きました。 血液が行き渡らない、ということは酸素も栄養素も・・・。 粘膜も例外ではないです。