「 2009年03月 」一覧

貧血を考える 5- 体調不良と貧血

貧血を考える 5- 体調不良と貧血

体の調子が悪い、といって医療機関にかかるときいきなり貧血の検査はまずしないです。 したとしてもヘモグロビンの値を調べて、大概は基準値に収まっていることが多いから、別段問題にされない・・ 一般の医療機関でも「貧血です」と言われたら、かなり大変なことだと認識して欲しいのです。 そしてできればフェリチン(貯蔵鉄)の値も調べてもらう方がいい。

貧血を考える4- 鉄の「出納」

貧血を考える4- 鉄の「出納」

栄養たっぷりのバランスの取れた食事から鉄分を摂ったとしても、体に吸収されるのは約1mg。 人間の体は一日どれだけの鉄分を必要としているのでしょうか? 汗をかく、尿の排泄・便の排泄から体の外に出て行ってしまう鉄の量が約1mg・・・ つまり食事から摂った分をまるまる一日で使ってしまう事になります。 そして大変なことに生理のある有経の女性は毎月の出血で約60mlの血液を失い、その血液中に含まれる鉄分は約30mgといわれています。

貧血を考える 3- 食事からの鉄分吸収

貧血を考える 3- 食事からの鉄分吸収

貧血に必要な鉄分は私達の体の中では生成が出来ないので、食事から毎日摂ることになります。 毎日のバランスの良いほぼ完璧な食事をしたとしましょう。 どのくらいの鉄分が摂取できるか?およそ10mg位の鉄分が摂れるといいます。 おぉ~10mgも摂れるのか!!と嬉しくなった私。 けれど体の中に吸収される鉄は摂取量の10分の1。つまり1mgしか摂れないのだそう。 鉄は非常に吸収が悪く、食べたつもり、摂ってるはず、と思っていてもこの程度と知ったときは、正直がっかりしました。

貧血を考える2- 私は貧血ではありません

貧血を考える2- 私は貧血ではありません

有経の女性の6割から7割、つまり10人中6,7人は貧血であるといわれています。 この貧血は『鉄欠乏性貧血』といわれるもの。有経の女性だけでなく成長期の子ども、もちろん栄養欠損の人、そして何らかの病変があって鉄欠乏性貧血になっている人、と様々。 一般の病院ではヘモグロビン値が(基準値) 男13.5-17.0  女11.5-14.5 g/dlとなっています。注・各医療機関で数値に幅がある。 数値の下限、つまり男性13.5・女性11.5あれば医師から「あなたは貧血ではありません」とか「貧血は問題ありません」と言われる。