「統合失調症は低血糖症の海の上をただよっているようなものだ」*

            アメリカ 精神医学者・マイケル・レッサー

低血糖症は血糖値の調整が上手くいかない病気です。

一例として血糖値が急激に上がったり下がったりするとき、血糖値の調整に体の仕組みは、色々なホルモンを分泌させて血糖値を正常に保とうとします。そのときのホルモンの分泌が体や精神面に大変大きく影響します。

体調面、精神面だけを診て診断しようとすると「統合失調症」「うつ」「パニック」などなど、心療内科でよく聞く病名によくあてはまるものとなります。心療内科でそれらにともなう症状改善や緩和のために薬を処方され服用することが治療の基本となりますが、原因の根底に血糖値調節異常=低血糖症があると、心療内科の領域の治療だけをしてもなかなか改善せず、多種多量の薬を処方されたり、それによって思わぬ副作用に苦しんだりすることもあり得ます。

日本では低血糖症自体がまだ知られていない上、当然理解されておらず、従って心療内科の医師も同様、まずその関連なども全く知りません。

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