自己調節鎮痛法(PCA)
私が海外で体験した「痛みを感じたとき、痛みを感じそうなとき」に自分で点滴のボタンを押すのが、この自己調節鎮痛法だ。
先日、朝日新聞の生活誌面、「医療」の所に出ていた。
PCAはPatient Controlled Analgesia の略だそうだ。日本語名も英語名も今回初めて知った。
日本ではまだごく一部の病院で行われているだけだという。
医師や看護師に遠慮して言い出せなかったり、必要以上に我慢してしまったりする事がないうえ、痛み止めの注射をする人が忙しくて手が足りない時などは大いに重宝しそうだ。
術後の痛みのコントロールだけではなく、ガンなどの痛みを緩和するのにも使われている、と言う。
「痛みは我慢する物」と言う日本独特の美徳も、回復の妨げになる。
「日本では理解と普及が遅れている」とアメリカの緩和ケア専門医の資格を持つ医師が述べている、と言う。
(亀田総合病院・関根龍一緩和ケア科医長)誌面から
確かに、私がこれを体験してからすでに8年経っているし、海外ではもっと前から当然のように行われていたようだ。
痛みがなくなれば患者はどんなに楽か・・
生活の質そのものが(QOL)違ってくる。
回復も早いと言う。
是非、日本の病院もどんどん取り入れて欲しい