ヒスタミンと精神症状の関係 ・・本の紹介3-3

ヒスタミンの他にも興味深い本!

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この本でも勿論食事が大切であることが書いてある。脳内・精神の不安定がどういう栄養欠損からくるのかとか、食事がかなりの確率で精神や情緒面に影響する、身体と心は完全に絡み合っている、とも書かれている。

また興味深かったのは、脳に大切な脂肪のことを詳しく説明し、摂るべき脂肪、なるべく避ける脂肪が食品を上げて説明されているのは興味深かった。

とかく脂肪に関しては、悪者扱いされがちだけれど、これも大切で摂らなければならない物と言うのがよく分かる。

特に「脳に必要」と言うのは日本ではなかなか聞かれない。

私にはまだまだ興味深い事が沢山あって、ふっと手に取った本だったけれど、買って良かったと思える本だった。

うつ もう一つの解決法・・本の紹介

私がこの本を手に取った理由は本の『うつもう一つの解決法』と言うタイトルだった。

うつ病だけでなく、その他の精神疾患の中に糖尿病ではない血糖値の調節異常からくる低血糖症が深く関わって来る可能性があるので、このタイトルの本だったら何らかの別の方法、またはヒントがあるかも知れないと思ったからだった。

タイトルの下に記されていた監修者の肩書きに「オーソモレキュラー」の文字を見つけた事も大きかった。オーソモレキュラーは、日本語では「分子整合医学」「分子矯正医学」「正常生体分子医学」「分子整合栄養医学」などと言われているようだけれど、今現在、子どもと私が行っている「栄養療法」の大元になる学問であることは間違いないので、ますます「何かヒントがないだろうか?」と買った本だ。

第一部のタイトルが『精神療法では癒せない感情』とあり、さらに『うつは「心の問題」だけではない』栄養不足であること、思考と感情の鍵をにぎるのは脳内化学物質であることや、生化学的な誤りを修復するという項目が続いている。

ネットやその他で調べていても、この本にあったような解釈などはほとんどなく私は知らないことばかりだった。過去20年くらいのデーターと研究を実際の患者さんからまとめたものの様で、原書は1999年にアメリカで出版されて、今年2008年2月に日本で出版されている。(やはり訳本になるまでに時間がかかるのは仕方ないけれど、こうして読めるのはしあわせだと思う。)

一般向けに書かれているし、所々に症状から状態を把握出来るよう、チェック項目もあって分かりやすい。

この本の中でも、低血糖症の指摘と精製された炭水化物(糖質)、カフェイン、アルコールなどを避けるように指導している。もはや欧米では低血糖症はごく当たり前の事として捉えられているという印象をますます持った。また副腎疲労も当たり前のこととして取り上げられている。(立ち後れている日本も早くそうなって欲しい)

けれどの本にも言えることだけれど、書いてあるサプリメントの量や種類はそのまま自分や周りの人に用いず、参考程度にして欲しいし、栄養療法を熟知している専門医のもとでドクターユーズの添加剤や添加物が混入していない高品質のサプリメントを使わないと、効果が出ないだけではなく、思わぬ副作用が起こる可能性が大きいので十分注意が必要だ。

この本も是非読んで頂きたい一冊!!

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てすとてすと

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