脳と栄養のシンポジウム-市来 真彦先生編7-10 笑いの内に終了とにかく笑った時間だった・・・狐につままれて来ました・・

掲載については溝口クリニックよりご許可を頂いています。

~一部・または全部における引用・無断転載をお断りします~

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とにかく笑った時間だった・・・狐につままれて来ました・・

こんな先生が自分の主治医だったらどんなにいいだろう、と話を聴きながら思いました。

とにかくおもしろくユニークな先生。

溝口先生のブログにも何度か登場していらっしゃる、大学の先生です。

「きつねにつままれて来ました」が第一声。

市来先生は溝口先生と高校時代の同級生でいらっしゃる関係で、市来先生が溝口先生のアドバイスで患者さんに検査データー・糖負荷検査の解析をし、その後栄養療法を試みた所、患者さんにめざましい変化があったそうです。

その患者さんは減薬しても増やしても症状のコントロールが難しい方だったそうだけれど、「糖質制限」「タンパク質摂取」「検査データーに基づいた栄養療法」を行った市来先生曰く「きつねにつままれたようだ」というよい結果になったとのこと。

栄養療法に於いてはこのような改善はそう珍しくないのだけれど、大学病院とてこのような治療法はしないので、きつねにつままれたようないい結果が出るのです。

大学病院に於いて少しだったかも知れないけれど、詳しい血液検査をしてから栄養療法を試みた結果がよかった、というのは患者サイドとしては今後の栄養療法への広がりに対して非常に希望と期待を持ちますね。

是非、研究継続して栄養療法を取り入れて一人でも多くの患者さんを救って欲しい、と思ったのは私だけではなかったはずです。

社会復帰が課題

現在の精神科医療は1950年代から始まった投薬中心の対症療法が主流になっています。

効果の程は、個人差があるとはいえ、皆さんご存じの通り。

けれど市来先生はお話の中から大変ユニークな考えのもと取り組んでいらっしゃることが伝わってきました。

今までの精神治療は投薬で結果として、おとなしくさせておく、ともすると家に閉じこもりかねない治療もあったけれど患者さんの回復と社会復帰、そして何よりしあわせに暮らせるよう工夫していらっしゃるとの事でした。

社会復帰をどのようにしていくか、大きな課題な事は間違いない。

個人個人の症状や状況に合わせてよりよく取り組んでいるとのことで、何だかほっとしました。

元気度・健康度

「皆さん、元気ですか?健康ですか?」との問いかけと共に、「どのくらい?どんな風に?」、「自分の隣の人と分かち合ってみて下さい!はい!どうぞ!」と言うようなやりとりを何度か行った。

自分がどのくらい元気と思っているか、健康と思っているかを自己分析・自己評価して再認識する。

他人から見てどうであるか、であるかはこの際関係ない。自分がどうか? こういうのは私を含め、普段余りしていない人が多いのではないだろうか?

実際に「どのくらい」と10段階で自分自身を顧みる。こういう作業必要ですね。

実際に病気を持っていても、元気だ、健康だ、私ってしあわせ、と感じられることこそが大切で必要だ、と市来先生は力説なさっていた。

本当にそうだと思う。

今、辛い症状の中にいらっしゃる方々であっても、少しでも感じられるように前向きになれたら・・・そうなれたら素敵だと思う。

市来先生のお話はもっと楽しくて考えさせられることも多かったのだけれど、メモを取るのも忘れて、おもしろくて話に引き込まれて大笑いしているうちに終わってしまった。

しかもこのお話を聴いた時からすでに一ヶ月が経ってしまった・・うろ覚えで申し訳ないけれど、せめて私の心に残っていることをまとめさせて頂きました。(2009/09/23記述)

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てすとてすと

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