低血糖症・・アメリカでの捉えられ方

低血糖症を世界で初めて論文で発表したのは、アメリカのシエール・ハリスという人で、「低インスリン症と高インスリン症」(1924年)アメリカ医学会は功績を称え、後年メダルを授与したとされている。大沢博著 食事崩壊と心の病より引用

今日色々な資料を整理していたら、低血糖症に関するものも出てきた。ある講演会で、聴いたものだったが、細かい内容をすっかり忘れていた。

読み直してみて、興味深い記事があったので一部ご紹介。

アメリカではその後も低血糖症は大きな社会問題として取り上げられ、新しい病態としての理解が進んでいて、2~4千万人の患者がいる、と言う。

かたや日本では余り認知されていず、原因不明、あるいは他の病気として診断され、中でも精神疾患と診断され、長期に渡って多種多剤を処方されても快方に向かわない、と言うのは日本でも低血糖症を知る人、患者本人にはよく知られていることだ。

ここで恐いのは、低血糖症であるにも関わらず、糖負荷検査(一般には2時間)で2時間の間に血糖値が高く出た場合、糖尿病と診断されてしまい、治療が始まってしまうことだ。実際、糖尿病と診断された人が、本当は低血糖症であったという例があると言う。

これを正しく診断するには、一般の病院での2時間の糖負荷検査ではなく5時間(あるいは6時間)の糖負荷検査を行い、Dr.ニューボールドの診断基準に沿って診断がされなければならない。

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てすとてすと

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