アレルギー発症とは
アレルギーを起こさせないようにするには、アレルギーの元(アレルゲン)になる物を体の中に取り込まないことで、その発症を抑えることが出来る。
体の中にアレルゲンを入れないという人間の機能は勿論誰にでもある訳だけれど、アレルギーの出る人、出ない人、出ても軽い人、ひどい人色々いることの差は、やはり体外にどれだけ排出出来るかどうかにかかっているという。
そもそもアレルギーは免疫反応で、体内に入って来たアレルゲンに対して体が「敵と味方と認識した時に免疫が成立」し、次に入ってきたときにアレルギーを起こす(発症する)。
非常に簡単に書いてしまったけれど、要するにこのような事。
人間は元々異物を排出する事が出来る
人間の体にはアレルゲンが体内に入らない仕組みがある。
皮膚も鼻も口も目もちゃんとバリアがあるけれど、その防御力が落ちる事がアレルギーを発症させてしまう最大の原因なのだ。
・皮膚
何層にもなっていて、簡単に外界からの刺激や異物が皮膚から入らないようになっている
・鼻
鼻の中の鼻腔粘膜(ぬるぬる)
線毛(細かい毛様のブラシのような物)
線毛が細かく動いて異物をかき出す作用があり、(くしゃみが出ることもある)
粘膜にあるぬるぬるした粘液で守り、粘膜に着いた異物は粘液で包み込んで外に出す(鼻水などとして)
・口、喉
粘膜と喉の(気道)線毛の動きで鼻同様異物を排出(咳・たんなど)
・目
粘膜と水分で異物から守っている
これらがしっかり機能していれば、大概の異物・アレルゲンが入ってきても防御出来るのだけれど、防御が弱いために現代人は特にアレルギーを発症させやすくなっているという。
「アレルギーが増えている」と言うのを聞くことがあるけれど、栄養療法をしている医師によると、アレルギーの人が増えたのではなくて、この防御力が弱ったために簡単に体内に異物・アレルゲンが入りやすくなって、体が過敏に反応いる方が大きい、と言う。(これがずっと続くと本当のアレルギー体質になってしまう)
では皮膚を強くする・粘膜を強化する・ぬるぬるの分泌を増やす・線毛の働きを活発にするにはどうしたらいいか?
それはもう、栄養を摂ること、その為には十分食べること!!
これが第一。(詳しくは明日)