心の安定に食事はしっかり
医食同源という言葉がある。中国の言葉で体によい食べ物を日々食べて健康を維持しているなら、特に薬などは必要としないと言う意味だと言う。
飽食の時代にあって、誰もが自分は栄養が足りている、と思っている。けれど人によってはそう思っているだけで、全く足りていないのも事実。
食事がきちんとしていなければ、健康も保てないし、例え病気になっても治りにくいなどのデメリットがある。
心の健康も食事と密接に関わっている、と言うのは医師でさえ重要視していない事が多い。心の不調も、体の不調も薬で治すという現在の対症療法ではいかんせん限界がある。
もっと病院にかかったときの問診で、心身の状態を聴くと共に、詳しい食事内容を聴いて欲しい。(患者の側もしっかり話せるようにしたい)
しっかり食べることで、心が安定する事が多いのは意外に知られていない。さらに病気は、薬だけでは治らない。
医師に限らず一般の私達も、食事の内容、量、バランス等々もっと勉強しなければならないと痛切に感じる今日この頃だ。
食事で治す心の病・Part2
ずっと以前から砂糖をとり過ぎ、精製された物のとり過ぎなどによっての心身の不調が起こると力説していらっしゃった。この本以外にもこれらに関する翻訳本も多数ある。
この本はそう言う意味で、心療内科で多種多剤を処方して治療している事への限界を著していると共に、偏った食事からくる栄養欠損を正しい食事を基本にしながら、欠損した栄養素をとって改善していくと言う、海外ですでに行われ絶大な効果を上げている、栄養療法を紹介している。
色々な精神疾患が栄養と深く結びついていると言うことに疑問を持っていらっしゃる方々にも、是非すすめたい。