悩める国ニッポン
302万人以上(2005年)いると言われる現在の日本の精神疾患患者。
このデーターは4年前の事だから、もっと増えている可能性がある。
先日、テレビで放送された番組を見ました・・・
24時間体制で治療にあたる、大都会の真ん中に出来た精神科病院の話。
色々な患者が登場。
統合失調症・うつ・認知症・覚醒剤・アルコール依存・・・
医師や看護師などが献身的に必死に取り組んでいる・・・
妄想と幻聴・・自殺願望、強い不安感・恐怖感。興奮状態から暴れる・・意味不明の事をわめく・・・
治療している年数も当然ながら長い人も紹介されていました。
10年、20年
入退院を繰り返している・・・
ここから進まないのか?
『かつては患者を社会から隔離する場となっていた精神科病院。しかしそれでは根本的な解決にはならない』と積極的に患者を町中に連れ出す院長。
症状が落ち着いてきた患者には外泊許可を出し様子を見る・・・
しかし、紹介されていた患者は自殺をほのめかし、病院に戻ってきた。苛立ち取り乱して暴れた・・
その日は食事をしていない、と言い、暴れるためか結局隔離された。
病院のスタッフは根気よく親身に関わっている。それはよく分かるのだけれど・・・
この患者は2週間後退院したといいます。
けれど、もしかしたらまた病院に戻ってくるのかも知れない・・
もう20年もの間、20数回も入退院をしている・・これが最後の入院になるのだろうか?
このブログを読んでいらっしゃる方は理解するでしょう。
薬を飲んでカウンセリングを受けているだけでは好転しないことを・・・
苦しんでいるのは患者なのです。
もがいているのは患者なのです。一緒にいる家族なのです・・・・
一旦は落ち着いたように思えた症状もすぐに元に戻ってしまう・・
日本の精神治療にもっとあっていい分野。
適切な栄養指導に基づいた食事。
心身共に安定する為の生活指導。そして効果を上げている栄養療法も研究していく価値はあると。
精神治療の分野だけではなく異端視され認められていない栄養療法とは言え、副作用もなく確実に回復する人の率が高いのは、事実。
栄養療法はすぐには効果が出ないのはご存じの通り。けれど10年、20年と同じ症状を繰り返していた患者が栄養療法で何ヶ月、何年と続けていくうちに減薬出来たり、好転し社会復帰をした人がいる事実は揺るがしがたい。
栄養療法で症状が好転し、就職した人、勉強して医学部に合格した人、結婚して子どもが産まれた人・・
これまでの日本の精神疾患患者はここまでの回復がどのくらいあったのでしょうか?
精神疾患の中には、栄養欠損や低血糖症なども深く関わっている場合があります。
幻覚・幻聴はもしかしたらビタミンB群を補っていくことで消えるかも知れない・・・
自殺願望のある人、不安、恐怖感を持っている人は食事の間隔をあけず、アミノ酸を摂っていくことでこれらの感情がが落ち着くかも知れない・・
栄養療法で何より人間らしい生活が少しずつでも取り戻している人はかなりの人数います。
精神疾患を患う人は年々増えている・・
日本の精神医療、このままではいけないのではないだろうか?