先祖が何を食べてきたかを考える1/2-私がマクロビを勧めない訳6-9 先祖が何を食べてきたか?・・・マクロビの考え方

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先祖が何を食べてきたか?・・・マクロビの考え方

人間は肉食か草食かとか、日本人は農耕民族なのだから肉食は向かないから食べなくていい、などはマクロビに限らず、よく言われている。

健康のために肉や魚は食べない、食べない方がいい、と言う間違った解釈・・・中には医療関係者、医師までも真面目に言う人がいるらしく参ってしまう・・・

以下はマクロビオティックの食に関する考え方。一部引用する。

人間には奥歯(臼歯)と前歯(門歯)、それに犬歯という三種類の歯がありますこれはそのまま、かつて別の動物だったときの名残をどのくらい残しているかに対応していると考えられます。

そして、三種類の役割を考みると、奥歯の形は穀物を噛むに適していますし、前歯は野菜をちぎるのに適しています。そして犬歯はとがっていて、肉を食いちぎるのに適しているわけです。それではこの三種類の歯の割合に注目すると、奥歯がその半分をしめています。次に多いのは前歯、そして、一番少ないのは犬歯で四本しかありません。

人が本来食べるべき食品も、この割合が正しいと考えられるわけです。つまり、穀物が全体の半分、そのさらに半分が野菜、そして動物食が少々、これが適正な割合だということになります。マクロビオティックの食物の割合は、このように生物としての人間がかつてのに名残をどのくらい残しているのかを考えて、それに適したものとなっているのです。

ですから、私達のご先祖がかつてどのようなものをたべていたのかに合わせて食べると、標準食の効果をより引き出せるわけです。

『久司道夫のマクロビオティック入門編』久司道夫著より引用

これはマクロビの考え方の一部だろうけれど、今現在アメリカを中心に活躍していらっしゃる代表者とも言える、久司道夫氏が書いた本からの一部引用だ。

歯の形状とそれぞれの役割を持つ歯の本数からも、肉食を減らし穀類を多く摂ると言うことを推奨している。けれど人類の歴史からも分かるように、肉食に適さない歯なのではなく、生の柔らかい肉を300万年もの間食べることによって小さくなったということを考えれば、歯の形状が関係しているという簡単な事ではない。

引用の一部に、『犬歯はとがっていて、肉を食いちぎるのに適している・・』『一番少ないのは犬歯で4本しかありません』とあたかも人間は肉食に向いていないかのような印象を与える。

あえて言わせて頂くと肉食の動物も大概犬歯は4本だ。奥歯はもっと数が多い動物もいる。

人類の歯が肉食に適さないのではなく、私は下記の『アミノ酸セミナー』に書いてあった事の方が自然のように思う。

ヒトは肉食動物としては例外的に下あごの発達が悪く、本来の肉食動物としては決定的な欠陥を持っている。手を使い、道具を使い、さらに火を使うなどして、食べ物としての獲物を処理できたことが、下顎の発達を留保出来た理由なのであろう。

アミノ酸セミナー  岸 恭一 (監修),‎ 日本必須アミノ酸協会

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