あらゆる精神神経症状が出る-ビタミンB群(ビタミンB6)6- 

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神経伝達物質合成に関わるビタミンB6

精神疾患を患っている人の中には、たびたび書いているように栄養欠損が関わっているし、特にタンパク不足・鉄不足がかなり影響があることが栄養療法ではいわれ、足りていなかった栄養素を補う事だけで、症状が緩和されたり治ってしまう例もたくさんあります。

またご存じの様に血糖調節異常(低血糖症)がある場合、精神疾患を伴う確率は非常に高いし、血糖の調節や糖の代謝にはすべてのビタミンB群が関係しているので、ビタミンB群の内の1つでも欠乏してしまうと、糖の代謝に異常が出るといいます。

ビタミンB群は神経伝達物質にも深く関わっているので、欠乏すると精神疾患のみならず、神経系統にまつわるトラブルや症状が出てしまいます。

「神経伝達物質合成酵素の補酵素として働いている」といい、これからのことからもその重要性がわかると思います。
ビタミンB群は身体のあらゆる所で働き、また動くのに必要なビタミンなのです。

がん細胞増殖を抑制もするビタミンB6

「ガンを抑制したりする」というので真っ先に頭に浮かぶのは、白血球などの免疫系。

私もこの辺りのことを少しだけしか知らないけれど、ビタミンB群の事を調べていたら、がん細胞の増殖を抑制するのにもビタミンB6が関わっていると知り、新しい発見でした。

どうしてそうなるのかはいつもの如く専門的なメカニズムなどは分からないのだけれど、がんに罹るひとの割合が今や国民の4人に一人とも2人に一人ともいえる中、ビタミンB群を摂ることで増殖さえも抑制してくれるならば、しっかり食事からも摂りたいと思います。

ビタミンB群の不足になる原因はやはりストレス・便利な食品の過剰摂取・ご存じ精製された糖質(炭水化物を含む)の過剰摂取・(これについては未精製でもあまり摂らないことに越したことはない)。

そして治療などに使われる特定の医薬品類の中にもビタミンB群を消耗すると同時にその他のビタミンの吸収を妨げてしまうものもあるとか。

どの栄養素も消耗させてしまうものにインスタント食品・加工品・ファーストフード・ジャンクフード・コンビニ食が上げられます。

便利な食品類はすべて栄養欠損を起こしやすいと捉え、たくさん食べたり、頻繁に食べないように心がけたいです。