食生活を調べて欲しい
先日、無差別で複数の人を殺傷した事件があった。
お決まりのマスコミによる加害者の「原因」探り。
普段どういう人だったか?
生活態度は?
生育歴?
家族関係は?
親子関係は?
友人関係は?
本人の学歴、学業態度?
けれど一般的には語られない、普段の食生活がどうだったか?
これが非常に関係があるとか、重要だとか、原因だとは誰も言わない。
食事の重要性と精神安定
「その食事では悪くなる―食事崩壊と脳への影響」(書籍:一番下でご紹介)などの著書がある岩手大学名誉教授大沢博氏は早くから、食生活と精神が密接に関わっている、と訴えてきた。
インスタント食品、加工食品、缶ジュース、缶コーヒーの需要が伸び始めた頃から、日本の食生活は乱れていった。
それと同時に糖分・炭水化物の摂取が増えたことが上げられる。
大沢氏だけでなく、不登校や非行が多い学校の子ども達の食生活を調査した学校の先生や教育関係者達が、子ども達の自室で見たものは、スナック菓子やカップ麺の空容器、ジュースや缶コーヒーなどの空き缶が散乱していた、と言うのは有名な話。
心=脳=精神と言うように、切り離して考えることは出来ない。
これらの精神状態の安定に食事=栄養が深く関わっている。
何か事件が起こったとき、加害者や当事者の事を、インタビューなどで「まじめで問題がない人だった」とか「目立たず、こんな事をするように見えなかった」と聞くことがある。
だが事件を起す以前からの食生活がどうだったか?
これは全くの私個人の感想で、推測だが、調べていくと栄養が十分取れるような食事をしていたかどうか? ということ
何らかの問題があったのではないかと考えている。
大沢博著