子どもに安易な投薬をしないで
子どもがどうも精神的に疲れているな、とか辛そうだなと思ったとき、昔と違って今は心療内科が身近になったので通院させやすい。
場合によっては心療内科に通い、医師の診察や専門カウンセラーのカウンセリングを受けることも必要だろう。
けれど昨日までに書いた、日常生活の見直し、重要な食生活の見直しと改善を是非実行しつつ心療内科などの治療をしないと、思ったように改善しないのも頭に入れておく事をお勧めする。
以前にも書いたけれど、うつ、統合失調症を含む精神疾患の中には血糖値の変動が深く関わっている低血糖症がある。(全患者のうち、低血糖症の関わっている割合は高いと言われる。)
また栄養欠損があるということも忘れてはならない。子どもの場合は成長する分、それに沢山の栄養が使われる。部活動などが盛んになる中学生以上は特に栄養が足りなくなる。
女の子は初潮を迎える前後から体調が序々に崩れて来る子どもも多い。
男女に限らず、主にたんぱく質不足、特に鉄不足で精神疾患のような症状が出ることが確認されている。
低血糖症の診断の重要性についての引用
~砂糖病 ウイリアム・ダフテイ著より
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『何年も前に表明したことを世界中の医者達が繰り返し述べている。それは次のようなことだ。何人といえども、患者の砂糖処理能力の有無を調べるブドウ糖負荷試験を試みぬかぎり、いかなる場所に置いても精神医学治療と呼ばれる治療を始めてはならない。』
現在の日本の医療機関、特に心療内科においては糖負荷検査はやっていない。
一般病院でも2時間から3時間の糖負荷検査はやることはあるけれど、血糖値の変化を重要視して、血糖調節異常からくる低血糖症とはほぼ間違いなく診断されない。
心療内科で治療をする上で、特に子どもの場合は処方される薬には気をつけなければならない。
処方される薬の中には、大人にしか処方できない薬効成分の入った薬もある。
医師が処方してくれる薬だから、適切であろう、と考えるのは自然なことだけれど、医療機関の中にはそうでない所もあり得る。
残念ながら精神疾患に対する不適切な治療や投薬もあるのは事実なので、処方された薬の投薬目的、薬効、副作用、気をつけなけばならないこと、服用する時間やタイミングなどきっちり医師に聞くべきだ。
これらの問題に取り組んでいらっしゃるジャーナリストの方のブログがあるので是非参考にして頂きたい。精神科医の犯罪を問う
それと同時に子どもに服用させるとき、小さい子どもは勿論、中高生としても薬は親が管理して把握するべきだ。
子どもの中には、薬が効かないからと2回分、つまり倍量を飲んでいる、と言う事が実際にある。
服用させた後は、注意深く子どもの様子を出来れば子ども本人にも聞きながらノートなどに簡単に記録をとるといい。
子どもの心療内科の通院・薬の服用には十分注意して治療を進めたい。