精製されていない米や雑穀を食べよう!!4-4

精白米で足りなくなった栄養素を補う

白米を食べるかその他の玄米、雑穀米ブレンド、麦入りなどを食べるかは、個人の嗜好だし自由だけれど、低血糖症=血糖調整異常、糖尿病の人や、精神的なトラブル、頭痛、PMSなどなどの病気や不調がある人には、是非お米をかえることをおすすめしたい。

最初から全部玄米とか全部麦と言うのは難しいと思うので、白米の中に麦をまぜたりビタミンB1強化米のビタバァーレを入れたりと少しずつ慣れていけばいいと思う。

我が家もよくやっているが、その時々でブレンドを変えてもバラエティに富んだ美味しいお米になること請け合いだ。

玄米も普通の炊飯器で炊けるようにしてある物もあるし、分付き米でもいいと思う。雑穀ご飯が静かなブームだそうなので、スーパーやお米やさん、自然食品のお店などを覗くと色々な種類があって見ているだけでもおもしろい。

精米してしまったことで、体に必要なビタミンやミネラル、食物繊維が驚くほど取り除かれてしまっている、白米。それをわざわざ食べる意味がなくなるだろう。

健康のためにも是非お米から見直して見てはどうだろうか?

余談・酒米(さかまい)をご存じですか?

私の子が小さいとき、アトピー性皮膚炎がひどかった。アレルギーの専門医を友人から教えてもらって、受診したことがある。

徹底的とも言えるアレルギー除去食を勧めている医師で、アレルギーの血液検査で高値に反応が出た物については、食べないように指導された。

日々の食事も「回転食」と言って、同じ物を毎日食べずにローテーションで食べることによってアレルギーを出にくくする工夫を指導された。
(同じ物を続けて食べない、沢山食べないはアレルギー予防の基本)

これらによって確かによくなる子どもが多く、なかなか予約が取れない医師だったのも確かだ。

子どもは色々な物に反応が出ていたが、お米に関しても割に高い反応が出ていて、主食であるお米は食べないわけにいかないからと、日本酒を造るときに使われる種類の『酒米』を食べていた。

確か山田錦とかいって、造醸にしか使われないので市場には出回らないし、生産高もわずかだったので手に入りにくく、高値だった。約20年前で、2キロ5000円近くしたはずだ。

食べるのは子どもだけでわずかな量だったけれど、炊き方が難しく、水加減を慎重にしてもべちゃっとなってしまう米で、味も殆ど米らしくなく、はっきり言ってまずかった。

要は普通の米とたんぱく質などの組成が違うから、アレルギーが出にくい、とされていたわけだ。

アレルギーを抑えようとすると栄養が摂れず、栄養を摂ろうとすると、アレルギーが出てしまう・・・と言う状態で、矛盾を感じていた。

最近栄養療法を始め勉強していくうちに、アレルギーの治療には単にたんぱく質除去食だけではよくならないだけでなく、除去食は必要な栄養が摂れないため、消化器官の粘膜強化も出来ない、貧血になりやすい、免疫力が弱る、ステロイドホルモンが作られない、などの弊害が出て悪化さえしてしまう事が分かったのだ。

これらを改善するためにもたんぱく質は除けない大切な物だったのだけれど、そんなことを知らない20年前の私はせっせと除去食に励んでいた。
(多分除去食をやっていた多くのお母さん達はこの状態だったことだろう)

こういうときほど、足りない栄養をサプリメントで補っていかれれば、子どもの人生はもしかしたら、少し変わっていたかも知れない・・・

何とも皮肉な事だった・・・

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てすとてすと

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