早く食べなさいよぉ~
母親にとって食事を整え片づけ終わるまでが結構大仕事。早く終わらせてのんびりしたい・・などと思うし、子どもが小さければ小さいほど限られた寝るまでの時間にこなさなければならないことも気になるし・・
ところが子どもは親の予定通りに動いてくれない。
大切な食事だからこそしっかり食べさせたいものの、あれやこれやトラブルも含めなかなか進まない事も・・・
食事に時間がかかっていた私の子ども・・・
おしゃべりに夢中で箸が止まったり、つけていたテレビに魂を抜かれたり・・・
第2子が大学に入り、自宅を離れるまでいつも「早く食べなさいよ」というのが続いていました。
食欲がないわけではないが、何しろ話し好き。
しかもゆっくり、のんびり食べていた。
ゆっくり食べている分、量は食べていないのにお腹が一杯になってしまったことも・・・
「だから早く食べないとね」と何度言ったことか・・・
えっ、もう食べ終わっちゃったの??
ただ今第2子帰省中。
もうかれこれ2週間は過ぎて・・
食べるの大好き、美味しいもの大好きと「人生食べる楽しみのためにある」と言う。間違っちゃいませんが。
とにかく食べるのに至福を感じている第2子。
まぁ、そういうのも大切。
私の知り合いのお子さんに食べることに興味が殆どないまま大人になった人がいますがそれも困るし・・・
今回気が付いたこと。食事を食べるのがすごく早くなった事。
あれっ、と見るともう終わっている。
「これでも随分ゆっくり食べてる方」というではないか。
かつてのいつまでも食べている頃とは別人です。
何でも大学2年生になってから忙しくて帰宅も夜の10時過ぎ。
それからご飯。
のんびり食べているとお風呂に入る時間が終わってしまうからさっさと食べる癖がついたとか。
食堂も閉まり、当然一人なので自室に持ち込んで食べるので、誰かとしゃべる事もないから黙々と食べるのだとか。
でも気をつけて欲しい・・
ゆっくりよく噛んで(回数を出来るだけ多く)食べないと、満腹中枢がよりよく機能しないだけではなく、早く食べることで食べすぎになってしまったり、未消化のままで胃に負担がかかったりするから。
唾液の出もイマイチになるし胃酸の分泌もそこそこになってしまうから・・
特に血糖調節異常(低血糖症)の人は注意が必要。
どんどん早く食べることによって急激に血糖値を上げてしまうことにもなりかねないのです。
食べたものがゆっくり吸収される事によって血糖値も上がりにくくなるのを忘れないで欲しいのです。
時々テレビで「早食い」「大食い」の選手権をやっているけれど、早食い、大食いの回数を重ねれば重ねるほど、血糖値が上がりやすい体になってしまうことはあまり知られていないのかもしれません。
血糖調節異常(低血糖症)がある場合、糖質制限をされるから極力炭水化物(糖質)であるごはんなどは量が少ないか、食べないかになるけれど、炭水化物(糖質)は柔らかく食べやすいものが多いので気を付けないとあまり噛まずに飲み込んでしまうため、量を摂りすぎになりやすい。
炭水化物(糖質)を多く摂ると、血糖値が上がりやすくなるのはご存じの通りだけれど、早食いをしてしまうことで炭水化物(糖質)をたくさん食べないようにすることも大事です。