「 栄養療法・分子整合栄養医学 」一覧

タンパク質不足を診る!!・・血液検査の項目から6-6★UIBC(不飽和鉄結合能)・・基準値140-330 μg/dl

タンパク質不足を診る!!・・血液検査の項目から6-6★UIBC(不飽和鉄結合能)・・基準値140-330 μg/dl

トランスフェリンの約1/3が鉄と結合し,残りは未結合の形で存在するが、鉄を運ぶのにこのトランスフェリチンが足りないと上手く運べない(荷物=鉄が血中にあっても、トラック=たんぱく質が足りないと運べない) 血清鉄と同時に測定することで鉄代謝異常を推測出来るという。 鉄欠乏性貧血のように、鉄の量が減少すれば、逆にトランスフェリンが増加するのでUIBCも上がる。 これらのことからたんぱく質不足もUICBで推測することが出来る。

タンパク質不足を診る!!・・血液検査の項目から5-6 HT(ヘマトクリット)・・基準値・男40-52 %・女34-44%

タンパク質不足を診る!!・・血液検査の項目から5-6 HT(ヘマトクリット)・・基準値・男40-52 %・女34-44%

採血した血液を試験管に入れて置いておくと、黄色い液体部分と固形の赤い沈殿部分の2層に別れる。 上部の水分部分が「血清」と呼ばれる部分で、アルブミンが多く含まれている。下層部の赤い沈殿部分の99%位が赤血球が占める。 ヘマトクリットとは血液中にある赤血球の割合を示す。この割合が50%を超えてくると、アルブミンを含む血清部分が減ってしまう。 たんぱく質不足でアルブミンが減ってしまうことを先日書いたけれど、この結果固形部分が濃くなってしまう。水分不足、脱水などでも濃度が濃くなり、ヘマトクリットが高くなることで血液に粘り気が増し、血流が悪くなり血栓も出来やすい状態といえる。 ヘマトクリットが低い人は赤血球の量が少ないということで、貧血となる。

タンパク質不足を診る!!・・血液検査の項目から4-6 TG(中性脂肪)・・基準値40-149 mg/dl

タンパク質不足を診る!!・・血液検査の項目から4-6 TG(中性脂肪)・・基準値40-149 mg/dl

中性脂肪は体にとって大切な脂質であり、体を動かす為に必要なエネルギーになると共に、いざという時のエネルギー源として蓄えておくもの。肝臓で作られるほか、食事によって摂ったものが体内に蓄えられる。 血液検査の時、前日夜から絶食して行うのは、理由の1つとして中性脂肪は食事によって変動してしまうからだ。

タンパク質不足を診る!!・・血液検査の項目から4-6 BUN(尿素窒素)・・基準値8.0-20.0 mg/dl

タンパク質不足を診る!!・・血液検査の項目から4-6 BUN(尿素窒素)・・基準値8.0-20.0 mg/dl

尿素窒素の検査は腎臓の機能を知る1つとして知られています。 尿からでる窒素量を測ったもので、エネルギーとして使われたタンパク質の残骸は、肝臓で尿素窒素に変えられ、腎臓で濾過されて尿となって排出されるもの。尿排出障害があると数値が上がる。(腎臓疾患など)また食事を摂らず絶食したときも数値は上がる。妊娠で数値は下がる、となっています。 口から摂ったタンパク質量を知る目安としても利用できる。

タンパク質不足を診る!!・・血液検査の項目から3-6 ALB(アルブミン)・・基準値3.08-5.3 g/dl

タンパク質不足を診る!!・・血液検査の項目から3-6 ALB(アルブミン)・・基準値3.08-5.3 g/dl

体にとって大変重要なタンパク質の指標で生命を維持するのに大切なもの。 体のあらゆる所に存在していて、血液中に5分の1・肝臓に5分の2程度存在します。 血液の中で色々な物質にくっついて運搬する働き(トラックのような働き)をします。 肝臓で作られ種々のアミノ酸を材料として作られますが、材料であるアミノ酸が不足していると作ることができません。 血液中で水分(血液成分中の)を蓄えておくスポンジのような働きをするもので、アルブミンが減ってしまうと体に大切な血液中の栄養分などを蓄えておくことができなくなります。