タンパク質不足を診る!!・・血液検査の項目から6-6★UIBC(不飽和鉄結合能)・・基準値140-330 μg/dl

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★UIBC(不飽和鉄結合能)・・基準値140-330 μg/dl

トランスフェリンの約1/3が鉄と結合し,残りは未結合の形で存在するが、鉄を運ぶのにこのトランスフェリチンが足りないと上手く運べない(荷物=鉄が血中にあっても、トラック=タンパクが足りないと運べない)

血清鉄と同時に測定することで鉄代謝異常を推測できるといいます。

鉄欠乏性貧血のように、鉄の量が減少すれば、逆にトランスフェリンが増加するのでUIBCも上がる。

これらのことからタンパク質不足もUICBで推測することが可能。

★TTT(チモール混濁反応)・・基準値0.3-4.0 KU

血清部分にどれだけタンパク質があるかをみる目安になります。

TTT上昇、高値で肝臓疾患が疑われるが、タンパク質不足も診ることが可能。

CRE(クレアチニン)・・基準値男・0.60-1.10 mg/d l女・0.45-0.80mg/dl

クレアチニンとは、筋肉運動のエネルギー源になるアミノ酸の一種で、クレアチンが代謝されてできた物質で、尿酸や尿素窒素(BUN)と同じ老廃物。

筋肉運動の代謝産物なので、筋肉量に比例した量となる。(筋肉中の酵素の1つ)

  • 低値 ・筋肉量の低下
  • 高値 ・運動のし過ぎで筋肉が壊れている時にも上昇する
  • うっ血性心疾患
  • 腎不全
  • 腸閉塞など