妊婦の葉酸摂取勧告から見える栄養療法 2-3

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もっと詳しく妊婦の葉酸摂取について

妊婦にとって大切なのは葉酸ばかりではないけれど、葉酸は特に妊娠のごく初期に大変重要な働きをするので、妊娠してから摂るよりも妊娠する最低でも1カ月以上前から妊娠3カ月過ぎるまでは摂ることが必要とされている。(妊娠中、産後も必要なのは当然と言える)

何故なら、妊娠は往々にして計画通りにいかないことが多く、殆どは体調の変化から妊娠が分かるといったような状況が多いからだ。

そしてそれが判明したときはすでに葉酸不足・または欠乏で二分脊椎と言う先天異常が起こりやすい、妊娠6週までを過ぎてしまうことが多い。(二分脊椎の他に、水頭症、無脳症があるという)

厚生労働省は最低でも妊娠する1カ月以上前から、妊娠3カ月を過ぎる頃までに、特に葉酸の摂取を勧めている。勿論他のビタミン・ミネラル・鉄そして重要なたんぱく質などの栄養摂取もバランス良く食事からとることを勧めている。

けれど近年の調査で、若い女性の一日の葉酸摂取は、定めている量の半分の200μg(0.2mg)にも満たないと言うデーターがあり、先進国では年々激減しているこの先天異常は、日本が唯一年々増加傾向にあると言うのは残念なことだ。

食材の中の葉酸自体が吸収が悪いことや食事からの摂取が上手く進まないことから、サプリメントの摂取も奨励している。

妊婦に葉酸が大切だと言うことは、1960年代にすでに(今から40年以上前)に言われていたようだ。(多分アメリカだと思われるが、不明)

アメリカでは1998年にすべての穀物製品に葉酸の添加を義務づけることによって、先天異常を防ぐのに効果を上げていると言う。

葉酸と妊婦についての詳しいサイトがあるので、是非読んで母子ともに健やかな日々を過ごして欲しい。

「葉酸と母子の健康を考える会」

http://www.yo-san.jp/

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