朝日新聞 こころと体の通信簿から 『低血糖症』について 新聞に載った『低血糖症』のこと

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新聞に載った『低血糖症』のこと

昨日、朝日新聞、健康面に掲載されました。(地域によっては5月11日・夕刊)

このブログでも時々書いている、栄養療法医の溝口徹先生と柏崎良子先生が解説しています。

柏崎先生は低血糖症のチェックリストも提供していて8月にある講演会のお知らせや「低血糖症治療の会」の紹介も載っていました。

柏崎先生は日本における低血糖症治療の第一人者で、低血糖症に関する研究や治療に訪れた患者のデーターなどを国内で一番持っています。

(お手元に朝日新聞がある方は是非ご覧ください。またこの記事はネット版には載っていないので、最寄りの朝日新聞取扱店で入手・図書館での閲覧可能です)

この掲載、ある意味画期的な事だと思います。これをきっかけに低血糖症(血糖調節異常)が広く知られ、理解されるといいな、と思います。

短い文章の中に低血糖症の専門的な説明が一般の人にも分かりやすく書かれていたのは大変良かったと思います。

低血糖症というと糖尿病の低血糖(状態)と同じ病気だと思っている人が大半だと思うので、そのあたりの区別をもう少し明確に書いてあると区別がついてよかったのではないでしょうか?

溝口先生が先日のブログで下記のように書かれているように今や患者の方が多方面にわたって調べて低血糖症についての情報を持っています。

一部引用・全文は4月18日掲載・こちら

最近は、自分の辛い症状が、低血糖症ではないか?と疑って受診される患者さんが増えてきました。よく医師の勉強会でも、この分野は明らかに一般の方々が進んでいますので、注意してくださいね・・と話しをしています。(恥をかくことになりますとは言えせん)

このように医療機関より、自分の心身の不調を調べて見当をつけている人が増えてきました。

一般の医療では問題にされない、もしくは糖尿病ではないからあなたは問題ない、精神疾患と間違われ投薬されてしまうなどなど、患者達が体験していることが多いのが実情。

低血糖症の正しい診断と治療のために欠かせない75gのブドウ糖を飲んで5時間行う『5時間糖負荷検査・OGTT検査』も一日も早く保険適応になって欲しいし、日本のどこにいてもこの検査と治療が出来るようになって欲しい。

治療には食生活や生活習慣を整えていき、医療用のサプリメントでの治療が不可欠。

紙面では栄養療法とかサプリメントでの治療とは書いてはいなかったけれど、この先きっと必要になってくる治療法だと思います。

低血糖症についてのこのような記事は今回で終わらせず、何度も正しく取り上げて欲しいと願っています。