精神疾患治療の目指すもの
ホッファー博士は統合失調症などの精神疾患の患者を実に6000人以上治癒させています。
患者は治癒しただけではなく社会復帰し、ある人は大学に入り卒業後仕事に就いた、ある人は医学部に入り、医学に栄養療法を取り入れ患者の治療にあたり、中には精神疾患の治療医になり病院での地位も築いて貢献、自分でクリニックを創立して患者を治し、社会復帰させたりした人も・・・
前回までのブログでも書いたけれど、ただよくなるだけでも患者にとっても家族にとっても大変嬉しいことで、ありがたい事だけれど、仕事に復帰、新たに就職、学校に進学などなどで自立の道を歩んでいくということもそれ以上に意味があり、大切な事だと思います。
「一生治らない」「一生薬を飲み続けなければならない」といわれ続けていた人達ばかりが元気になり何の支障もなく生活できる。
本当の治療・・・それは回復し治癒し社会復帰をしてしあわせに暮らしていけること。
これが精神疾患に限らずだけれど、治療の目指すところであるべきですよね。
栄養療法ならばこれが可能なのだから。
Taxpayer=納税者になろう!!
ホッファー博士が目指した治療はまさに社会復帰して働き、所得を得て人間らしく幸せに暮らしていくこと。納税者になること、だった。
これだけの成果を上げた治療法だけれど、昔よりは随分よくなったらしいが、治療法や博士の論文などはことごとく批判され、排除、無視され続けてきました。(日本は全くといっていいほど知られていない)
特に精神医療の分野では薬による治療などが中心でホッファー博士が活躍していたカナダでもナイアシンを中心とする栄養素を使っての治療はかつて異端視扱いされ続けていました。
今、日本では先日厚生労働省が向精神薬、いわゆるSSRIの副作用があることを認め、注意喚起をしています。
薬だけを使っての治療はホッファー博士の過去の実績にもあるように限界があります。
心療内科で処方される薬をすべて否定するわけではないし、ホッファー博士も栄養療法と処方薬の組み合わせを上手く使っていくと効果が上がるとも言っています。
患者にとって何が必要なのか? それを考えて適切な治療をして欲しいと思います。
繰り返しになるけれど心身共に元気になって、勉強にしても仕事にしても自分のしたいことが出来る、『所得税を納められるようになること。Taxpayer=納税者になる。』ということ。
ホッファー博士の偉業を生かし、精神医療がこの先変わっていくことを願いたいです。
みんながしあわせになるように・・・