たんぱく質不足を診る!!・・血液検査の項目から5-6 HT(ヘマトクリット)・・基準値・男40-52 %・女34-44%

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HT(ヘマトクリット)・・基準値・男40-52 %・女34-44%

採血した血液を試験管に入れて置いておくと、黄色い液体部分と固形の赤い沈殿部分の2層に別れる。

上部の水分部分が「血清」と呼ばれる部分で、アルブミンが多く含まれている。下層部の赤い沈殿部分の99%位が赤血球が占める。

ヘマトクリットとは血液中にある赤血球の割合を示す。この割合が50%を超えてくると、アルブミンを含む血清部分が減ってしまう。

たんぱく質不足でアルブミンが減ってしまうことを先日書いたけれど、この結果固形部分が濃くなってしまう。水分不足、脱水などでも濃度が濃くなり、ヘマトクリットが高くなることで血液に粘り気が増し、血流が悪くなり血栓も出来やすい状態といえる。

ヘマトクリットが低い人は赤血球の量が少ないということで、貧血となる。

ヘマトクリットが低いということは赤血球が作られにくいと言うことでもあり、赤血球の材料であるたんぱく質が不足していると作ることが出来ない。

アルブミン不足でもヘマトクリット低値でもたんぱく質不足なのだ。

HB(ヘモグロビン)・・基準値・男13.5-17.0g/dl・女 11.5-14.5g/dl

ご存じ貧血の指標、ヘモグロビン。

このヘモグロビン赤血球に含まれる血色素で鉄を含む「ヘム」とたんぱく質である「グロビン」から構成され、酸素を体じゅうに運搬する重要な役割がある。

赤血球の中のヘモグロビン量が減少する状態を『貧血』といい、特に女性に多い鉄欠乏性貧血はこれに当たる。

食物からとった鉄分は十二指腸で吸収され、血液中ではトランスフェリンというたんぱく質と結合し、骨髄へ運ばれてヘモグロビンを造るもととなり、さらにこれをもとに赤血球が造られる。

つまりトランスフェリンというたんぱく質が鉄の運搬のために使われるトラックのような働きをして鉄とくっついて骨髄まで運ばれる訳だけれど、たんぱく質不足があると十分に運べないため赤血球も上手く作ることが出来ないので貧血は改善されない。

貧血と言われた場合、鉄分だけを補給しても改善しないことが多く、一般病院では吸収の悪い非ヘム鉄の鉄剤を処方されるため効率が悪い。

ヘム鉄をサプリメントで摂ることも重要だが、たんぱく質を摂らないと十分に利用できないため、むしろたんぱく質をしっかりとることが重要になってくる。

貧血=たんぱく質不足とも言えるのだ。

 

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