『砂糖病・・・甘い麻薬の正体』 を読んで 5-7

副腎皮質機能低下症の兆候(含む・低血糖症、精神疾患など)

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昨日の引用部分の後半部分に興味深い記述があるので引用する。

(昨日引用部分)

彼は、最後に、砂糖処理能力があるかどうかを調べるために、すべての患者に四時間のブドウ糖負荷試験(GTT)を強要した。

この引用部分に続くのが下記の引用部分

青年期初期に属する患者達が示した低い均一な曲線だった。研究室のこの検査は、糖尿病と思われる肉体的症状を持つ患者たちだけにはすでに施されていた。

これらの病気は思春期に発病し、悪化するように見えるが、患者の過去を厳密に調査してみると、すでに誕生の時点、幼児期、幼稚園および小学校時代を通して病気の兆候が現れている場合が多い。

これらの時期は、それぞれ特有の臨床像を持っている。この臨床像は思春期にさらに顕著なものとなり、しばしば学校関係者に少年非行や学業不成績を嘆かせる原因となっている。これらのいかなる時期でも、ブドウ糖負荷試験を施せば、それは両親や医者への警告になるし、一般的子供の感情的発展におけるきわめて重大な不適応に対して行われる、子供の精神および家庭環境の調査に、多大の時間と膨大な兼ねを費やす必要がなくなることだろう。

中略

精神医学、遺伝学、生理学などの専門分野に関係なく、すべての医者に、これらの病例の大部分に副腎皮質機能低下という一つの内分泌型が共通して認められることを理解してもらうまでには、まだかなりの時間を要することだろう。

太字はブログ筆者によるもの

私はこの部分を読んで、何とも複雑な気持ちになった。

私自身、軽かったとは言え、思春期から低血糖症から来ていたと思われる、偏頭痛に度々悩まされてきたし、精神的なふさぎ込みも確かにあった。

(勿論、精神的な落ち込みや悩みは誰にでもあるけれど)

体調も気分の波もあった・・・確かに

『これらの病例の大部分に副腎皮質機能低下という一つの内分泌型が共通して認められることを理解してもらうまでには、まだかなりの時間を要することだろう。』

この本は改めて書くけれど、1975年出版の本で今から33年前だ。アメリカでは大分副腎機能低下についての見識も日本よりは進んでいる。

では、日本では? 早く副腎疲労に様々な病態、症状が出ることを解明して私達患者の苦しみを取り除いてもらいたい。

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てすとてすと

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