キレる・興奮する・暴れる・物を壊す・・・・
近頃犯罪も含めて、これらの言葉を聞いたり読んだりすることが多くなってきた。
これらのことが報じられるたび、「心の問題」「教育の問題」家庭が、親子が、友人が、環境が・・・
しつけが悪かった。甘やかした。母親が、父親が・・と。色々言われる。
原因は一つではないだろうし、色々あるだろう。
けれどある程度、人間は『理性』を持っていて、大概の事はここまで大事にならないように、コントロールされているし、されるべき物だ。
低血糖状態になると理性を司る大脳皮質に栄養が行かなくなり、血糖の供給も減るため、理性の働きが鈍くなる。さらに下がった血糖値を上げようとして分泌された(6~7種類関わるという)アドレナリン、ノルアドレナリンなどがますます脳(情動を司る大脳辺縁)を刺激し感情的興奮を起こすため、脳全体のバランスが悪くなり感情をコントロール出来なくなり、ひとつの症状として「キレる」状態になる事がある。
正しい判断が出来にくくなると共に脳が混乱してしまうのだ。
血糖値が急激に上がったり下がったりする事で、これらの事が起こることは血糖調節異常=低血糖症の一つの症状としてよく知られている。