これからの食が変わるかも知れない・・・自給率を上げなければ
何でも値上げのこのご時世・・・食べるものにもその影響が出てきている。
我が家のモットー「高いものは買わない! 旬じゃないものは買わない!」でなんとかやり繰りをしてきた。
大概の家庭は大なり小なり努力と工夫をしていらっしゃることだろう。
しかし毎日のこと。月が変わるたびにあれもこれも値上がりしては・・・
安さだけを言えば輸入の野菜や果物をはじめ肉なども、今でも何とか日本の物より安く手に入る。
ポストハーベストの事も気にかかる・・フードマイレージ・・など、このところの原油高は環境問題や食の問題など様々な事を考えさせられる。
安いからと消費者も甘んじてきた。けれど気がついて見れば自給率のなんと低いことか!!
変えていかなければいけない時期に来ている・・・
油を食べてるんじゃないのぉ~
季節はずれの野菜や果物。真冬にトマト・キュウリは慣れたけれど、スイカがあるとさすがにあきれる。
旬の物がなくなって来ている。露地物が減っている・・・というのは今は誰も言わなくなったように思う。
ハウス栽培が盛んになり始めた頃は、新聞などの誌面をにぎわしていたもので、その季節感のなさを嘆いていた。
一年中価格も品質も安定して食べられるのはある意味ありがたいし、それなりの恩恵にもあずかって来た。
「この○○殆ど重油を吸って育っているのよねぇ~」「○○を食べている、と言うより重油を食べているのに近いんじゃないのぉ~」などとブラックジョークを飛ばしていた。
けれど、本当にこの間は現実を知り愕然とした。
朝日新聞の一面に載っていたのだけれど、「トマトL玉一個(200g)に使う重油(→つまり育て上げるのに)は年平均約80ml=約65gになる」と言うのだ。
ビニールハウスの中で外気温との差を野菜の生育に適するよう保つには、トマト一個あたり年平均約80ml使っている・・・
直射日光にも当てず、重油で育っている・・・農家の方々のご苦労も生活も全く分からないでもない。
でもこうしてきたことによって、野菜の栄養価は下がり、病気に弱い作物も多いのも事実。
形が良くてきれいで大きさがそろっていると言うような工業製品のような野菜を消費者が求めてきたのも、一年中食べたいものが手にはいるのを求めてきたのも事実・・
そろそろ以前のように原点にかえって、かけがえのない地球の環境の為にも変えていく時期だと思うけれど、どうだろう?