肉はいつも悪者
野菜ネタが続いたので今日は肉で!
肉は本当に一番誤解のある食材だし、体に悪いと信じられてる・・・
肉を食べると腸が汚れる
肉を食べるとガンになる
肉は食べなくてもいい
肉を食べている人は攻撃的・・なんていうのもある
命を捧げて食肉になっているのにもかかわらず、ここまで悪者だとかわいそうな気がします。
肉はなぜ大事なのか??
私達の身体の組成は水分の次にタンパク質が多いのです。
このタンパク質を維持すること、タンパク質を適切に摂って身体のあらゆる所を円滑に働かせたり作り替えたりするのに口から摂るタンパク質が必要なのです。
肉は食べると胃や小腸で分解されてタンパク質から「アミノ酸」という小さな分子になります。
この形になって初めて私達の体に必要な所に使われるのですが、多くのアミノ酸の種類の中で口から摂るアミノ酸は約20種類は必要です。
この20種類のアミノ酸を元に体の中で必要に応じて何百、何千・・・とそれぞれが組み合わされて使われていきます。
この20種類のアミノ酸がすべて揃っていないと私達の体は適切に維持できなくなっていきます。
このアミノ酸20種を効率よく摂れるのが動物性タンパク質、《肉》なのです。
私達は動物なので吸収がいいのも本来は動物性の食材なのです。
魚じゃダメなの?というお声もよく聞くのですが、肉は造血にも必要な鉄も多く含みますし、アミノ酸の組成(体に必要な種類)として魚も大事なのですがやっぱり肉の方がいいんですよね。
もちろん魚は別の意味で大切な栄養素を含んでいるのでアミノ酸のためだけでなく、魚も食べて欲しいのですが。
肉を食べると調子が悪い
胸焼けがする
胃が重たい
お腹が痛くなる
下痢をする
便秘をする
口内炎が出来る
げっぷが多くなる
などなどの症状が出る方がいます。
もしかしたら肉を食べられるだけの消化機能が落ちているのかもしれません・・
この症状があるからと食べるのを避けていたらますます食べられない体になってしまいます。
毎日少しずつでもいいのでお肉を食べてみてくださいね。
※体に必要なアミノ酸20種
【必須アミノ酸】
(体の中で合成出来ないため口から摂る必要がある)
バリン
イソロイシン
ロイシン
メチオニン
リジン
フェニルアラニン
トリプトファン
スレオニン
(ヒスチジン)
【非必須アミノ酸】
システィン
アラニン
アスパラギン酸
グルタミン酸
グリシン
プロリン
セリン
アルギニン
アスパラギン
グルタミン
(チロシン)
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