乾燥肌は辛い
元々私は乾燥気味で冬になると時々足などは薄く粉を吹いたようになっていることがあってそういうときは保湿の何らかのクリームかローションでも塗っておけば大概すぐ解消されました。
ところが7,8年前からそうもいかなくなり冬はかさかさ、かゆかゆ状態。お風呂上がりでしっとりしているはずなのに、風呂場から出てひどい箇所はタオルで拭く前にパリパリになってしまう。
体を曲げたりすると音こそしないけれどパリパリと薄皮にひびが入っていくような感覚があり、ヒリヒリ痛くなる・・・
だから「そうだった」と思い直し、タオルを持ってまたお風呂場へ・・・まだ湯気も湿気も残っているから、そのまま出るよりまだマシ・・・温かいしね
乾燥肌で困ること・・痒いのだ。とにかく痒い。
皮膚は表皮・真皮・皮下組織と言うような構造になっているけれど、皮膚の一番上の表皮の上には角層があり0.01mm~0.02mmとうすーいもの。
肌を乾燥・アレルゲン・紫外線・異物・微生物などから保護する役割を持っていて肌の表面には皮脂膜から分泌された脂によっても潤いが与えられ、保たれている。
この角層と表皮は薄いため、痒いからとかいているとすぐに壊れてしまう。露出してしまった表皮はバリアが壊れているから上記の有害な物から守ってくれる機能が失われ、ますます敏感になり痒みが増す・・・刺激になる何でもが容易に入ってくるからアレルギーをはじめよからぬものに感染してしまうなどの困ったことも起きやすくなる。
痒いからと掻いていると思わぬトラブル、悪循環に陥って肌のトラブルはますます加速・・・
乾燥肌の予防には清潔にした後、勿論保湿が必要になるのだけれど体の外からだけのケアでは乾燥肌体質の人は不十分。
そして”清潔に”が実はくせ者で、毎日お風呂に入る習慣のある清潔すぎる日本人は乾燥肌を積極的に作っているようなものだという・・
知り合いの皮膚科医は「石けんを使って体全体を洗うのは週に1回か2回」もちろん汗をかきやすい部分や汚れやすい部分は、部分的に手に石けんを直接つけて優しくなでる、のだそうだ。
「毎日せっせと洗うから余計に乾燥肌になる」という。
「ボディソープは合成界面活性剤や防腐剤が入っているから勧めない」とも。大切な保湿成分である皮脂を取りすぎてしまうそうです。
「香料の入っていない、出来れば無添加の石けんで」「ナイロンタオルなどは論外。タオルも要注意。柔らかいガーゼか素手で優しく・・」
なるほど!!!
そのほか乾燥肌はやっぱり体の中からのアプローチも非常に大切で有効になってくる。
明日は乾燥肌の栄養アプローチについて