乾燥肌対策・・改善するには?3-4

皮膚の再生に必要な栄養素

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まずは絶対タンパク質は外せない。

これを摂らないと肌の再生はほぼ無理。

どんなに保湿剤や薬を塗っても根本からは解決しない。経験上断言します。

何故なら皮膚はタンパク質から出来ているから。

体内で生成されるステロイドホルモンも元を正せば、タンパク質を材料にして出来ているから。

タンパク質はこれらを作るための大切な『材料』なので材料不足だったら出来ないのは簡単に理解できるでしょう。

「アレルギーにタンパク質は御法度なのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

けれど食べるのを控えていてはいつまで経っても良くならない。

アナフィラキシーショックを起こすような食べ物までは「食べよ」、とは当然言わないけれど、食べられる食材の内で動物性タンパク質は努力して摂って欲しいです。

出来れば栄養療法を熟知している専門医に血液検査をしてもらい、医療用のプロティンを処方してもらうといいと思います。
ペプチド化されたプロティンを飲む事は治療の早道でもあるのです。

あとは皮膚のコラーゲンをしっかり作るため、たんぱく質・鉄(ヘム鉄)とビタミンCが必要。

これによって皮膚組織の強化も出来る。

今はやりの食べるコラーゲンは、食べてもコラーゲンにならない。

コラーゲンとしての働きはできず、その代わり消化されてアミノ酸としては取り込まれるから全くの無駄ではないけれど、そのために高いお金を使って食べなくても、普通の動物性のタンパク質を摂ることで簡単にコラーゲン生成の素になることを忘れずに。

ただし、貧血(:血中ヘモグロビン値が低い人)は貧血を同時に改善しないとコラーゲン生成はよりよくできない。

そして忘れてならないのがビタミンA・亜鉛。粘膜の改善にも必要だから必須なのだけれど、皮膚の細胞分裂にも大切な役割をするので足りないと皮膚が異常分化をしてしまう。皮膚が正常に再生されないという事に。

典型的なのが、いぼ・たこ・魚の目・かかとや肘のがさがさ。究極がガン。

乾燥肌の人はビタミンA欠乏も多いし、大きい。基本的に日本人はビタミンA欠乏が多いらしい。

それからこれまた忘れていけないのが「コンドロイチン硫酸」

テレビのCMでやっているので聞いた事があるかも知れない。「膝などの関節部分に効く」と言って中高年に人気の成分。

けれどコンドロイチン硫酸はこの働きばかりではない。

皮膚組織を強化するのにも必要で、水分や栄養を取り込むのに重要な働きをしている。乾燥肌には必要な成分だけれど、コンドロイチン硫酸を造り出すには「動物性タンパク質・ビタミンA・パントテン酸(ビタミンB群)」が必須。

コンドロイチン硫酸の材料になるタンパク質は動物性タンパク質からしか摂れないのでやっぱり動物性タンパク質は大切なのです。

このように皮膚の再生には外側からのケアだけではもはや不可能で肌を造る素がなければ再生もあり得ない。

私は生後すぐ位から断続的に今までウン十年と皮膚科にお世話になっているけれど、こんな事一度も言われなかったものなぁ~

皮膚のトラブルで悩んでいる人の中にはこの栄養をしっかり摂って行く事だけで改善が見られるというのだから、侮れないし、取り組む価値が大きい。

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てすとてすと

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