頭痛に関してはこのブログでも何度も書いています。
ある女子高校生のお子さんはひどい頭痛持ちです。
不登校になった原因の1つは頭痛が原因でした。
常に頭痛のある状態、頭痛でない時がない、痛すぎて意識が遠のく、しゃべれない、目が開けられない・・・などなどの症状・・
そうなってしまうとトイレにも行かず、水さえも飲めずほぼ一日中ベットに寝ている状態。
病院も何カ所か行ってCT もMRIもやり、整体も行きました。
かみ合わせが悪いというのがわかり歯科にも。
痛み止めの座薬ももらったし、筋弛緩剤も、漢方も試し・・
最後は心療内科も行った。
頭には全て異常なし。強いていえば貧血を指摘されたけれど薬は何も効果がなかったそうです。
そして行き着いたのが60項目に及ぶ詳しい血液検査を元に取り組む、食事療法と医療用サプリメントを使う栄養療法でした。
効果は2ヵ月過ぎる頃から少しずつ現れて、実は病院ではほぼ指摘されなかった極度の貧血でした。
ヘモグロビン値11台、フェリチン1桁。これを改善しただけでだいぶ良くなったそうです。
しばらく続けていましたけれど調子がいいからと栄養療法を緩めたらまた具合が悪くなったとか。
精神症状も出始め、再度血液検査をして「低血糖症」を疑って、専門のクリニックで5時間糖負荷検査を行い、血糖調節異常(低血糖症)と診断されました・・・。
結局頭痛と低血糖症の原因になっていたと思われる中に腸にカンジダ菌が増えて、腸壁が傷み漏れ(LGS=腸管壁浸漏症候群)を起こしていることが大きかったとか。
頭痛の原因のいくつかに『貧血』『低血糖症』『カンジダ菌による腸管壁浸漏症候群=LGS』、そして食べ物のアレルギーなどから来る『脳アレルギー』などもある。
原因は一つではない、というのが私の感想です。
今現在、低血糖症と診断され、治療をし始めてから3年を過ぎ、去年の春以降、精神症状はなくなり、頭痛も疲れたときなどに出るまでに回復しているそうです。