IgE高値にLGSが関係?
LGSとは、簡単に言ってしまうと、以下の通り。
(Leaky Gut Syndrome 腸管壁浸漏症候群)
・腸管壁に穴があく(分子レベルの小さい穴)
・腸の働きを弱め消化・吸収機能を低下させる
・腸管壁にあいた穴から、未消化の分子の大きいままのたんぱく質の分子(アミノ酸分子)が血管から全身を巡り脳に入り込むと頭痛・精神疾患・自閉症などを始め体調不良、低血糖症をも引き起こす 原因にもなりうる。
LGSになる原因
・抗生物質の多用
・タンパク摂取不足から来る腸粘膜の形成不足
・アレルギーが出やすい食材の多量摂取
・甘い物、精製された砂糖・白米・小麦粉の摂りすぎ(糖質・糖類の摂りすぎ)
・カフェイン、アルコールの摂りすぎ
・カビの生えた物の摂取、部屋などのカビによる汚染(エアコン・除湿器・加湿器などからも注意)
◎カンジダ菌などは人体に常在する菌で普段は増殖したりせず、陰性
体力が落ちたり、上記の原因で増殖する。
◎甘い物・精製された炭水化物などの摂りすぎは、腸内バランスを崩し、
カンジダ菌類の餌になってしまうから気を付けたい。
アレルギーになってしまう原因は様々で一つではないし、症状その他も様々で何が影響しているのか分からない。
例えばあるクライアントさんの絶え間なく続いく頭痛もどうもアレルギーからと低血糖症からきていたと思われるし、アレルギーが精神疾患にも影響している場合があるという事実もある。
赤ちゃんの腸管が未熟なために消化が十分でなく、腸管からタンパク質の大きな分子(アミノ酸分子)が入り込みアレルギーを起こしやすいのと同様に、LGSなどで腸壁が荒れてしまえば、赤ちゃんでなくとも同じようにその人にとって本来アレルギーを起こさないはずの食材でも反応が出てしまうわけだ。
だから結果としてIgE抗体値や遅延型アレルギーと言われるIgGの値も高くなってしまうというのは、道理なのだ。
徐々に下がって来ているIgE抗体値もちょっと油断するとまた高くなってしまう可能性は十分ある。これから先の季節スギ花粉も十分アレルゲンとして抗体値を上げてしまう原因になる。
しっかりとした防御や免疫力が上がるよう、タンパク質を中心にビタミン類、ミネラル類もやっぱりしっかり摂らなければならない。
花粉症をお持ちの方、これからまだ時間があります。
上記にのことを守り、普段より意識して食事をしてみて下さい。少し、変わってくるかも知れません。