新薬は薬価が高い?
今日の読売新聞ネット版に載りました。
100万人はすごい数。
しかも記事によるとここ10年で2.4倍になっているといい、この原因に記事の中でこう指摘しています。
全文はこちら
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091204-OYT1T00048.htm?from=main2
一部引用
前略
新しい抗うつ薬の登場が患者増につながっていると指摘する声もある。
中略
10年足らずで2・4倍に急増していることについて、杏林大保健学部の田島治教授(精神科医)は、「うつ病の啓発が進み、軽症者の受診増も一因」と指摘する。
うつ病患者の増加は、新しいタイプの抗うつ薬が国内でも相次いで発売された時期と重なる。
パナソニック健康保険組合予防医療部の冨高辰一郎部長(精神科医)は、「軽症のうつは自然に治るものも多い。しかし日本ではうつを早く発見し、薬を飲めば治るという流れが続いており、本来必要がない人までが、薬物治療を受けている面があるのではないか」と話す。
2009年12月4日03時04分 読売新聞)
尚、太字強調はブログ筆者によるもの。
この記事を読まなくとも、ネット上の色々な情報などから、「うつ」は作られている、と私は感じています。
『新しい抗うつ薬の登場が患者増』・『うつ病患者の増加は、新しいタイプの抗うつ薬が国内でも相次いで発売された時期と重なる。』これを読むとどうしても、新薬は薬価が高いからそれを使うべく、「うつ」病と診断を下してしまっているのではないかと勘ぐってしまうのですが・・
このブログでも度々ご紹介している溝口先生の本にもあるように、うつは栄養欠損でも脳の栄養不足でも起こりえます。
女性の貧血も大きし、もちろん血糖調節異常(低血糖症)でも同じような症状が出てうつと診断されることもあります。
うつは薬では治らない。
安易に薬を求めないで欲しいです。