えっ、新型じゃないの?
今、日本で豚由来のインフルエンザとして流行している「新型インフルエンザ」は「新型」ではないと先日聞いてきて、驚いています。
豚から人に移ったと言うことから「新型」と言ったわけだけれど、ウィルスの型は豚由来「H1N1」で、以前からあるAソ連型を原型していてそんなに変わらない型なのだそうだ。
けれど日本は早々と「新型、新型」と大騒ぎして、実は世界の笑い物になっていると言います。
これは感染症の専門家から聴いた話なので、あながちうそでもなさそう。
あらぁ~それホント??
そもそも『新型インフルエンザ』というのは強毒性の『鳥インフルエンザ』の事を指すのであって、今回の豚インフルエンザは新型でも何でもない、とその専門家は言い切りました。
ええっ~
この『そもそも新型インフルエンザ』という定義は、鳥インフルエンザのH5N1で、人から人に移っていくのを指すのだそうだ。
これは世界中での取り決めで鳥インフルエンザH5N1を『新型インフルエンザ』と呼びましょう、とされているので豚インフルエンザを新型と言っているのはおかしな事だと言う。
『新型インフルエンザ(H5N1)』としての取り決めの中の1つに、感染力が強力なので防御のための消毒時などには成田空港などでみられた宇宙服のような物を着て検疫に当たったことこそがまさに『新型インフルエンザ(H5N1)』に対するものだとか。
新型、と言ってしまったから、新型用の装備になって機内で足止めをして物々しい検疫をしたのだとか。
本来、あのような装備は『新型インフルエンザ(H5N1)』のものである、そうだ。
『新型インフルエンザ(H5N1)』であったなら、飛行機の機内であのような検疫をしても、もし感染者が一人でもいたなら、空調設備で機内全体にウィルスが蔓延しているから「ほぼ無駄と言える」・・・・。
「そんなことをしても全員感染していますから」と恐ろしい事実・・・。
ただ感染していても、発症するかしないかは感染したその人次第・・。つまり栄養が足りているとか睡眠が足りているとかの基本的な事と共に免疫力が十分かそうでないかによる、とのこと。
あらぁ~そうだったんですか・・・
けれど私は今回の騒動、『新型インフルエンザ(H5N1)』の流行本番に対してはいい予行練習で私達の意識も少しは違ってきたのではないかと思います。
それからスペシャリストが話してくれた事をついでに書くと・・
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- 感染予防には手洗いを十分にするのは徹底して欲しい
- うがいに関してはしてもいいけれど、過信しないように
- マスクは感染予防には全く意味がない、自分のウィルスを他人にまき散らさない為のものとして使うように
- タンパク質を中心に免疫力を上げる食事と生活を今から心がける
- IgA抗体を作って粘膜防御をする(グルタミンとビタミンAで作られる)
フェーズ6ですが・・・
今年の4月に豚インフルエンザとして、豚から人に感染したといってメキシコを発端に大騒ぎをしたのは記憶に新しいところ。
現在フェーズ6・パンデミックで、本当だったら渡航禁止の状態なのだけれど、どの国も守ってはいない。
当時WHOから発表された宣言を元に今に至っている。
世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長は、(6月)11日夕(日本時間12日未明)に感染者の大半の症状が軽いことを指摘し、「国境閉鎖や国際的な人・モノの移動制限措置を取るべきでない」と述べ、各国に冷静な対応を求めた。また、世界各地にウイルスが広がってしまっているため、患者隔離など「封じ込め策」より、早期治療を軸とする感染拡大の「軽減策」に重点を移すよう訴えた。
(2009年6月12日01時15分 読売新聞)から一部引用
日本でも死者がじわりじわり増えて、最年少の小学1年生が死亡したとの報道があったばかり。
相変わらず若い世代に感染者が多いらしい。
何故若い世代に感染が多いかと言うのは色々検証されているけれど、原因の1つに実は「貧血」が関わっているというのを栄養療法のスペシャリストが言っていた。これは貧血そのものの捉え方が一般の医療機関と違うため、誰も指摘していないけれど、成長期の子どもの貧血が近年深刻だと言うことからも関係が深いとしている。