ニコチンパッチ
タバコは吸えば吸うほど止められなくなる。
「意志が弱い」
「止める気がどうせないのだろう」
「いつでも止められるはず」
と外野は思うかも知れないけれど。
ニコチン中毒までになってしまうと、そんなものでは止められないのです。
ニコチンは体のあちこちに分布するアセチルコリンレセプターという受動体にくっついて、アセチルコリン(神経の興奮伝達物質として働く)に似た働きをしたり、脳内の神経伝達物質を刺激して、そのバランスを崩します。
ニコチンが脳の受容体(レセプター)にくっついてしまうことで、本来くっつくはずのアセチルコリンがくっつくことができず、正常な働きができなくなる。
そしてニコチンが切れるとその働きを続けるため、またニコチンを求めてタバコを吸う・・・。
昨日血糖値を上げるためにタバコを吸うとも書いたけれど、もう一方でこのような理由があるのです。
こうなるといくら意志が強かろうと努力をしようと難しくなる。
禁煙するのにニコチンを含ませたパッチがあるけれど、これも医師の指導の元慎重に使いたいです。
何故なら副腎(副腎髄質)を刺激するので、副腎が疲れている低血糖症の人はますます症状が悪化してしまうおそれがあるからです。
栄養療法 をしているのならその専門医とよく相談して進めてください。
タバコを吸うことは百害あって一利なしどころか千害も万害もある。
家庭で吸う人がいる場合、子どもが小さいときから吸う習慣をつけないよう厳重に管理したいです。
早い子は小学生から吸い始める。
肺ガンのリスクは吸ってきた一日のタバコの量×年数で高まる。(喫煙指数・ブリンクマン指数)吸っている人は禁煙を目指したい。
禁煙は遅いと言うことはない。禁煙は決してあきらめずコツコツと取り組んで欲しいです。