新年に集う家族のために「お茶菓子を買おう」といいだしたオット。
「え、必要ないでしょ?」と私。
またか、というようにフッと笑ったオット・・・
デパートに行くといかに甘いもののお土産が売れているか分かります。
ありとあらゆる種類の色とりどりのお菓子。
もはや芸術の域、ってくらいデザインも技法も凝ったものばかり・・
人が集えばおもてなしは当然だけれど、「おもてなし=甘いもの」はどうもしっくりこないんですよね。
ええ、かつては私もとても甘い物好きでしたけれど・・
甘いものは食べれば食べるほど欲しくなるんですよね。中毒性があると思っています。
だって、美味しいから・・
手土産もしかり。甘いものである必要はないけれど、どうしても甘いものしか買わなかったり・・
私はお花とか普段使いのちょっときれいなお布巾とかちょっと値が張る調味料とか持って伺います。
甘いものを好きか嫌いかは個人の嗜好だけれど・・
甘いものを食べることでのリスクとか弊害とかも頭に入れておかないと、と思うのです。
甘いものを食べると確実に血糖値が上がります。
上がり方の差は人それぞれですがほぼ急激に上がります。
上がれば上がるほど体やメンタルにダメージがあります。
血管も傷つけます。
子どもならなおさら。小さい体で内臓の機能も未熟。
大人と同じような量の糖は膵臓が処理しきれません・・
メンタル崩れます。時には興奮したりギャーギャー泣いたりも・・
そして上がったものは確実に下がってきます。
この血糖値が上がったり下がったりするときに働くのが複数の「ホルモン」です。
血糖値を下げるホルモンが唯一【インシュリン】1つ。
血糖値は生命維持にも欠かせないものなので低いととても問題。
なので血糖値を上げるホルモンは複数存在します。
・アドレナリン,ノルアドレナリン(副腎髄質ホルモンから分泌)
・グルカゴン(膵臓ランゲルハンス島α細胞から分泌)
・コルチゾール,アルドステロン(副腎皮質ホルモン)
・甲状腺ホルモン
・成長ホルモン
日本人は糖(甘いもの含む)の処理が実はへたくそ。
血糖を下げるインシュリンの分泌も少ないし(欧米人と比較)、糖の取り込みもあまりよくない人がいる・・(血液中の糖はインシュリンの働きで細胞に取り込まれます)
食後時間が経てば経つほど血糖値を維持出来なくなったり下がりすぎたりして体は危機を感じます。
そうすると「血糖値を上げなくちゃ」と上に書いたホルモンが働く訳ですが、特に甘いものを食べる量や回数が多い方はしょっちゅうこのホルモンが発動しているわけで、当然体にとってもよくない・・
夕方になると(お腹が空く時間)頭が痛い、肩が凝る、イライラする、悲しくなる・・
なんて症状も出たり
そんな中、体は血糖を上げるべく頑張っているのですが・・
これも限界があるわけで、インシュリンなどを分泌する膵臓やアドレナリンやコルチゾールを分泌する副腎が疲弊してきます。
ホルモンも作るのには材料がいるわけですが、材料となる「タンパク質」の摂取が少ないとホルモンも足りなくなります・・
なので甘いものはたまのお楽しみに。
たまに、って人によって違うと思うけれど、年に2、3回でいいんじゃないでしょうか。
その時にはいい材料で添加物もなくとびきり美味しいものをちょこっと食べたい私です。