砂糖・コーヒー・お茶・お酒・タバコが欲しくなるワケ
血糖値を上げるために体は色々な方法を持っているのは昨日書いたとおり。
血糖値を下げるホルモンが一種類=インシュリンしかないのに血糖値を上げるホルモンは複数ある・・・
正常な血糖値の変動をしていればいいのだけれど、何らかの調節異常がある場合でも、血糖値を維持するためにいくつものバックアップ体制が備わっているのですね。
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- 朝は何杯ものコーヒー・紅茶・お茶いずれかを飲む
- これらを一日合計すると最低でも5杯以上飲んでいる
- 頻繁にあめ・ガムなどを口に入れている
- 口が寂しいからと何かしら食べている(主に甘いもの)
- タバコは頻繁に吸う
- タバコを吸わないと落ち着かない、イライラする
- ジュースや缶コーヒー、栄養ドリンクなどを何かしら毎日のように飲んでいる
- 空腹になると何らかの症状が出るので、そうならないように何か食べている
- お酒は毎日飲む、飲む量は少ない方ではない
これらはすべてではないけれど、副腎を刺激して血糖値を上げるためのホルモンを分泌させ、血糖値を上げている状態といえます。
特に血糖の調節異常がある、糖尿病の人、低血糖症の人は知らず知らずの内に、血糖値を上げたり、不安定な血糖値を安定させようとしたりして、これらの摂取をする傾向にあるといいます。しかも頻繁に・・
血糖の適正な供給は体や脳にとって重要だから、体が自然に求めてしまうものらしいのです。
一日の内、上記に上げたリスト中の事をやればやるほど、血糖値を上げるためのホルモンを分泌させるために、副腎は常に刺激されフル回転している状態になります。
人間の体がいくらタフに柔軟に出来ているといっても、いつもいつもフル回転させられていたら、さすがに疲弊します。
疲弊した結果、ますます血糖の調節が上手くいかなくなる。そして次の様な症状も出やすくなってしまうのです。
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- アレルギーが出やすい
- アレルギーが良くならない
- 悪化する
- イライラしやすい
- 精神的に不安定になる
- 精神症状が出る
- 体がだるい
- 頭痛
- 肩こり
- 不眠
- 異常な眠気
- 慢性疲労(CFS)
まだまだあるけれど、疲弊することで色々な症状が出てしまい、そしてこの症状を抑えようと、体は更に頑張るよう、砂糖・カフェイン・アルコール・ニコチンなどを摂取して副腎を刺激してしまう・・・悪循環に陥ってしまっている・・・
繰り返しになるけれどその結果血糖の調節が上手くいかず、低血糖症になってしまう人もいるのです。
副腎への過剰な刺激、そしてその疲弊は深く関わっていて、低血糖症と双方にとって悪循環になっています。