体、動かさなくちゃ
年を重ねると、体型にも経年変化が現れる。機械のように特にメンテナンスもせず、何十年も休みなく動き続き続けている私達の体。
近頃のメタボ検診などもあって、配偶者も「体重を減らせ」とか「運動をせよ」と医師などにいわれるらしい。
で、ここ1,2年の間、配偶者も時間を見つけて運動に励んでいます。
それに比べ積極的に運動をせずにいる私を横目に見ながら「運動しなくちゃ、痩せないよ~」とのたまう・・・・。
運動の後のビールはうまい!!
配偶者は仕事が早く終わった日の帰り道に運動をして帰宅する日々。
帰宅してキューッと一杯。ビールを飲むのが最高だそう。
ハァ・・・。空きっ腹に運動をやり、ビールですか・・・。
これは大して珍しくない光景で汗をかいた後のビールが美味しいのは知ってはいますが・・・
血圧には一番よくない運動の仕方・・・
私としては危険も考え、空きっ腹でかなりの運動後、アルコールは摂って欲しくないこと・・・
本気で痩せたいなら、運動と共にまずは食事。タンパク質から食べて欲しいなぁ・・・。もちろん糖質(炭水化物)は極力減らして・・・。
そしていつもよりアルコールを控えて・・・
「運動で疲れると、甘いものが食べたくなるねぇ」なんていってたことも・・
「疲れたときは、甘いもの」と信じている。家には甘いものを置いていないからいいようなものの、あれば食べているだろうし、大人だから買ってくる。これじゃあ、やせない。
配偶者の正しい理解と経済事情?が許せば、運動後にアミノ酸のサプリメント、特にBCAAを摂ってから食事をすると、本来減らしたい脂肪が更に燃えやすくなるんですけれど・・・
BCAAとは分岐鎖アミノ酸(Branched Chain Amino Acids)の事で、「バリン」「ロイシン」「イソロイシン」のこと。
筋肉(筋たんぱく) を維持する働きがあり、運動で使った筋肉を修復する働きをもつ。
つまり運動で壊れた筋肉を壊れたままにせず、筋肉に必要なアミノ酸であるBCAAを補給することで、筋肉を維持し、結果として筋肉量を増やしていく、というような働きをするもの。
理想は運動前か運動途中の方がもっと効果がある、というらしい。
痩せる、ということは体脂肪を減らして筋肉を増やす、ということなので、単に体重を減らすだけではすぐリバウンドしてしまいます。
しかも体重だけ減らしたのでは、健康的に痩せない。体重は落ちても体脂肪が大して落ちない、のでは本末転倒・・・
だから栄養療法での減量方法は、まずタンパク質をたっぷり摂ることを第一に考え、指導します。
正しい減量のためにはタンパク質摂取は必須。
タンパク質は筋肉にもなるので、世の中のダイエットがなかなか上手くいかないのはこのため。
体重計に時々乗っては、「あれだけ運動しているのに、痩せないなぁ~」といっている・・・。
痩せないって・・。運動してたって効果的に痩せるようなことやっていないもの・・・。
でも、体を動かさないよりはずっとずっといいのです・・・。私も少しは運動をせねば・・。