血管を強くしよう !
血管を強くすれば、ちょっとやそっとのことでは破れないのです。
脳出血などが恐れられているけれど、要は破れなければいい訳ですね。
高血圧があると脳出血(脳血管疾患)などにも悪影響を及ぼすのは、よく知られています。
細かったり、血管の膜が弱かったりする所に、圧が高くなると破れる可能性が高くなるのはものの通り。
では血管が破れないよう、強く丈夫に、しなやかにするには?
血管は、やっぱりいわずもがな、タンパク質からできています。
血管自体は、実は何層にもなっていて元々そんなに柔ではないらしい・・
丈夫さやしなやかさには体内で生成される、コラーゲンにも関係にあり、コラーゲンもタンパク質、ビタミンC、鉄から出来ているので、やっぱりタンパク質はしっかり摂らないと・・・(今の若い人、ビタミンCの摂取量も激減しているデーターがあり、心配・・)
けれどタンパク質がしっかり摂れていないことで、血管はもろくなっているのです。
食生活が貧しかった頃、昭和の30年代頃までは、食塩の摂取量も今より多く、タンパク質の摂取も少なかった。
当時の死因の順位は脳血管疾患で、昭和26年に死因の1位になって、昭和45年にピークになった後、徐々に低下していき、去年平成19年は死因の3位になっています。
1位は悪性新生物、つまりガン。
脳血管疾患の死因減少に、食生活の変化も効果を上げているけれど、医療面でも予防を含め、治療方法や薬の進歩なども大きく影響しています。
血管を強く、丈夫にしなやかにする事こそが、破れる事が一番怖い脳血管疾患は防げる第一歩。
人間の血圧はどこまで高くて大丈夫??
血圧が高い、一般的にいわれている上が(収縮期血圧)140mmHg以上・下が(拡張期血圧)90mmHg以上と定められています。
(1999年2月新基準・世界保健機関(WHO)・国際高血圧学会(ISH)による)
血圧が180とか200とかあると、かなり高いなぁ、とあまり詳しくない私でさえ、思うけれど、それでも血管が破れない人もいれば、この程度で破れてしまう人もいる・・・
繰り返しになるけれど、血管の状態などによって個人差があります。
人間の血管はどのくらいの血圧に耐えられるのだろうか??
今年の夏、北京でオリンピックが開催されたけれど、競技の中で一番血圧が上がりそうなのは、私はバーベル、つまり重量挙げの様に思います。
うーんっ!! と満身の力を込め、全身の筋肉などを使って、100kg以上のバーベルを上げてしまう選手もいたはず・・・
あの苦しそうな、真っ赤な顔、首やこめかみに浮き出す血管!!
破れてしまうのではないかと、ちょっぴりひやひやしながら見ていました。
実はバーベルを持ち上げているときの血圧。
驚くなかれ、800だというのです。
それでも破れないのだから、人間の体はよくできています。けれど、それはしっかり栄養を摂って、トレーニングも積んでいるからと言うのは忘れてはいけません。
強くて丈夫でしなやかだったら、最高血圧が800でも大丈夫なのだそう。
それにしてもスゴイ・・・