骨量測定
15、6年前、骨粗鬆症が問題になっていた頃、市町村などの自治体で「骨量測定」を実施するところがあり、当時私の住んでいたところも、公報で通知があり測定に出掛けて行きました。
素足(両足)のかかとを水の入った、ちょっと前に流行ったの家庭用フットケアの様な感じのところに入れて、しばらく動かさずじっとしている方法で測ってもらいました。
当時私は30代だったけれど、確か年齢よりはやや骨量が少ないと判定されて、「ああ、やっぱり」とは思ったものの、ショックを受けたのを覚えています。
骨量はこれ以上増えるのは難しいから、減らさないように注意するよう指導がありました。
運動とカルシウムの多い食事を言われたのを覚えています。
決して「タンパク質も摂るように」とは言われませんでした。
骨粗鬆症は改善出来る・・・
私も骨量測定の時、いったん骨がこういう状態になったら一生治らない、改善されないと言われたのですが最近は骨粗鬆症も改善される可能性が高くなってきています。
何年か前骨粗鬆症の改善薬としてビタミンDの製剤が発売されているらしい。
何でこんな事を知っているかといえば、すでに亡くなった義母がしばらく飲んでいたから。
当時、義母は膵臓ガンで放射線治療も抗ガン剤治療もすでに終えていて、それらからのダメージもある中、極度の低栄養、貧血もすごかったけれど、何が原因か不明のうちに、腰の骨を圧迫骨折していて、その改善のために当時新薬だったビタミンD剤を処方されていたのです。
薬の正確な名前を覚えていないから書かないけれど、義母は胃や腸に不快感などが出て飲むのを止めています。
副作用の多い薬として知られているとか。
このブログを読んでいらっしゃる方々だったらもしかしたら想像がつくかも知れない・・
義母の骨粗鬆症が進んだ理由として、低タンパク、貧血などの栄養欠損がかなり関わっていたこと、そして副作用も同様に低栄養状態が関わっていたと思われること。
骨を作るにはタンパク質がないとできない、と先日書いたけれど、低タンパクの栄養状態では、いくら吸収を高めるビタミンD剤を飲んでもこの事実を知っていれば無意味だ、と素人でも分かるかも??
カルシウムを腸管から吸収させる機能を高めたとしても、十分なカルシウムが口から摂れていなければ、どうなるのでしょうか?
足りないカルシウムはどこからも湧いて出てこないわけで・・・(骨を壊して血中に溶け出すことはあっても・・)
例えカルシウムがあったとしてもすかすかの骨(タンパク質不足でも起こりうる)の土台にカルシウムは思うようにくっついていかない・・
けれど改善するらしい。素人にはこの仕組みは分からない・・
栄養療法を進めていっている人のうち、治療の主目的が骨粗鬆症でなかった人も含め、タンパク質を十分に摂り、カルシウムを含む必要なミネラル等々を摂っていったら、骨量が少しずつ増えてかなり改善した人が何人もいるといいます。
一旦骨粗鬆症になると治らない、と言われていたけれど薬剤以外にも栄養療法を進めていくうちに改善するという。あきらめてはいけないと思いました。
特に女性は閉経後女性ホルモンのエストロゲンの減少によって骨が弱くなるけれど、更年期にさしかかる前でもさしかかってからでも栄養をしっかり摂ることで予防も改善も出来るということで、心強く安心した次第。
あっ、それと適度な運動も忘れてはいけません。是非筋トレを。