一番重要なのは細胞膜への影響・・脂&油のはなし

一番重要なのは細胞膜への影響

何かと悪者になる「脂肪」「油」「脂」・・・※脂=固形の物を指すことが多い。油=液体の物を指す事が多い。

けれどこれらも人間が生きていく上で非常に大切でなくてはならないものだ、と知ったのは栄養療法を知り、生化学をちょっぴりかじってから。

トランス型脂肪酸はLDL(悪玉)を増やしHDL(善玉)を減らす、という事よりも、もっと根本的な細胞そのものに影響してしまうのです。

60兆に及ぶ体の細胞。この細胞の膜を構成している物の一つにあぶら(脂肪酸)がある。

細胞膜を構成している重要な脂肪酸・・これが私の場合、マーガリンに含まれるトランス型脂肪酸で出来ているかも知れない・・

私自身時々詳しい血液検査をするのだけれど、数多く指摘される中でいつも言われるのが「細胞膜が弱い」と言うこと。

栄養療法に取り組み、さぼりながらも4年が過ぎだけれど、これはなかなか改善しない。

この間ふと思ったことが。

私の細胞膜が弱い大きな原因はマーガリン、ショートニングなどのトランス型脂肪酸を摂っていることかも知れないと・・。

動脈硬化や心臓病のリスクを上げる、とされているけれど、ガンにもなりやすいし、アトピー性皮膚炎をはじめとするアレルギー疾患にも大きく影響することがわかっています。

先日ご紹介した「脳の栄養不足」が老化を早める! 」の本にもあったように、脳や神経の大切な構成部分にも脂肪酸は関わっている。

何より人間の細胞構成に関わるのだから、やはり一日も早く使用を止めて、今構成しているであろうトランス型脂肪酸から抜け出さなければならない・・

消費者庁の見解では「日本人の一般的な食生活では過剰摂取が問題になる可能性は低い」と言っているけれど、生体内に存在しない、代謝することの出来ない物を体に入れていること自体、危険と言うことを認識したい。

量の問題ではないのです。

加工食品の多くにマーガリン、ショートニングが使われている。

毎度の事ながら、商品の表示をよく見て買いたいけれど、有害な添加物や砂糖類(糖類含む)、そしてこのトランス型脂肪酸をも除外すると、殆どの加工食品は食べられなくなってしまう。

けれど大切な健康のため、少しでも安全に食べられるため国と消費者庁は頑張ってもらいたい!