『甘い水でアサリすくすく』新聞記事より
私の住む地方では今朝の新聞に載っていた記事。
副題に『ブドウ糖入れ飼育 成長3割アップ』
とありました。
私は「こういうの見て、やっぱりブドウ糖は体にもいいんだわー、と言って食べちゃう人いるんだろうなぁ・・」と言った。
配偶者「(ブドウ糖を)食べる?」
今ね、病院の売店でもスーパーでもブドウ糖単体を売っているのよ!
脳に必要とか体にいいとかって思ってますます食べちゃう人が増えたら問題だなー・・・ブドウ糖のあめ、なんてものもあって子どもは結構食べてるのよー。
「へぇ、手軽に買える・・ 別にブドウ糖を普通の人が食べたって何の問題もないよ」 ある意味正しい。私だってこの事は知っている。
ここで配偶者が言っている「普通の人」というのは、糖尿病ではない人、血糖調節異常(低血糖症)の人でない人。
正常な血糖調節が出来る人はいくら甘い物を食べようと、吸収が早いブドウ糖を口から食べようと、血糖値140mg/dl を超えることはない、とされています。
なぜなら血中のブドウ糖量(グルコース)は140ml/dlを超えないように、取り込んだ過剰な糖(ブドウ糖)を見合った量のインシュリンを分泌して上がる血糖値を下げて一定を保っているから。(グルコース・スパイクは起こしているけれど・・・)
私「だからといって、口からブドウ糖を摂っていてはそのうち血糖値をコントロールできなくなるのよ」
はて、これだけのやりとりで配偶者はこの事を理解しただろうか?
多分していないでしょう。 医師でさえ、この事を理解している人はどのくらいいるのでしょうか・・・。
そんなこと正常に血糖値をコントロールできる人にとってあり得ない、と思っていることでしょう。
甘いものをとり続ける、ブドウ糖を口から摂り続ける、お酒を飲み続ける、などなど・・・・これらがのちのち血糖値をコントロール出来なくなってしまうかも知れない危険性があるのをもっと認識して欲しいのです。
しょっちゅう体が処理するのが難しい量の糖質(炭水化物・砂糖・ブドウ糖など)を繰り返し、繰り返しを摂り続けていたら、体の方だって調節が出来にくくなります。
副腎も疲弊し、膵臓も疲弊する・・・インシュリンの分泌が乱れ、糖尿病や血糖調節異常(低血糖症)になってしまう・・・
日本人はインシュリンの分泌が少ないのだから、余計に膵臓などに負担をかけてしまう。
特にブドウ糖は口から摂らないで!!