バターよりマーガリンの方が健康にいい、は昔の話っ!!
我が家は朝食はずっとパン食。
糖質制限を厳しくするならば、朝も制限するのが理想的なのだけれど、あれもこれもはさすがに配偶者もつきあってくれない。
パンも全粒粉のがいいのだけれど、そうもいかず白い食パンを食べていると言うテイタラク・・・
そして結婚以来ウン十年とパンにはマーガリンを塗っていました。
理由はただ一つ。
動物性のバターより植物性のマーガリンの方が健康によい、と子どもの頃から言われていたのをそのまま疑いもせず、食べていただけのこと・・・・
バターは動物性の脂で、健康に悪い・・・
それが間違いだと知ったのはごくごく最近・・・という情けなさ・・・
あ~あっ
忙しい朝は、マーガリンにして欲しい・・・
バターで困るのは、早めに冷蔵庫から出しておかないと、固くて塗りにくい、という欠点があります。
マーガリンを使い出した理由の一つに健康のこと以外にもバターに比べて柔らかく塗りやすいから、というのもあったはず。
この頃私はバターオンリー。配偶者は普段の日は相変わらずマーガリン。
いつもの如く「マーガリンが原因で死んだ人はいないでしょ」という言い分・・・・
(そりゃあ、直接の原因の人はいないでしょう。間接的に亡くなった人はいるはず・・・)
マーガリンは元々は液体状の油。それを水素を添加して安定する形に加工してあのような固形の脂にしている。いわゆる「トランス型脂肪酸」と呼ばれるもの。
バターにもラード(豚の脂)にも天然のトランス脂肪酸は存在する。けれど人工的に、化学的に加工したトランス型脂肪酸とは訳が違う。
アメリカを始め、ドイツ、デンマーク、カナダなどなどですでにマーガリンを含む「トランス型脂肪酸」の使用や販売などが禁止されている。マーガリンだけでなく「ショートニング」というものも同様。
日本はここでも対策が立ち遅れている・・
さすがにテレビではマーガリンの宣伝をしなくなったし、マーガリンではなく「ファットスプレッド」なんて何だか分からない名前に変わって発売されています。
以前私は今もお世話になっている生協に電話して聞いた事があります。
「トランス型脂肪酸が体に悪いということですが、生協ではショートニングやマーガリンの取り扱いはどうなりますか」と。
生協の担当者は「トランス型脂肪酸が体に悪いと言われているのは欧米の話で、日本人は食べる量も少ないので問題ないです。日本の政府も問題を指摘していません」
と言う、何ともタノモシイお答え・・・思いっきり力が抜けてしまいました。
マーガリンなどに含まれるトランス型脂肪酸を摂ることによって、虚血性心疾患の発症と認知機能の低下や動脈硬化、アトピー性皮膚炎、ガンなどの疾患が発症しやすい。
人間の細胞は一つ一つ細胞膜で覆われていて、その細胞膜は実は脂肪酸で構成されている。細胞膜がどのような脂で構成されるか???
トランス型脂肪酸では、まずいのです・・・・。