夏バテ&熱中症になりやすいのには訳がある
今年はほんとに暑い。台風はどんどん来るし、蒸し暑いし。
夏バテしている方も多いと聞きますし、熱中症で搬送される方も過去最高とか。
残暑はまだまだ続きそうですね・・
お子さんの夏休みもあとわずか。学校が始まっても冷房のない教室も多いですし、運動会の練習などが始まったりと油断出来ませんね・・
夏バテも熱中症にもならない人がいるわけで、それには理由があります。
私達の体の大部分は『水分』が含まれています。
(※単なる水ではなく体にとって大事な栄養のつまった水です。)
暑かったりして水分が抜けると「脱水」になり、体温調節も出来なくなり具合が悪くなる・・
(脱水だけが具合が悪くなる原因ではないですが・・)
でも夏バテ&熱中症になりやすい方は総じて『脱水しやすい体』なんです。
特にタンパク質不足&貧血の方に多い。
この頃のお食事。そうめんとかのどごしの良いものばかり食べていませんか?
または気がつけば糖質寄りの食事ではありませんか?
そうめんみたいな冷たいものは食べていなくてもうどんだったりパスタだったり・・なんてことはないですか?
そういえば朝もパン、昼もパン、とか。
肉や魚、たまごなどの動物性タンパク質はどのくらい摂っているでしょうか??
私達の体は水分を維持できるように水分をたっぷり含める
スポンジのような働きをしています。
スポンジにたっぷり水分を含むには容量の大きなスポンジがいいわけですが、タンパク質不足や貧血がある方はこのスポンジの容量が少ないのです。
ってことは、蓄えられる水分量も少ないわけで、大きな容量のスポンジと比べて脱水になりやすい・・
タンパク質は水分を保持する役目がある
血液検査項目の中に『アルブミン=ALB=Albumin』というのがありますが、これがどれだけ水分を蓄えられるかの目安になるものでもあります。
『水分』と言っても単なる『水』ではなく栄養のつまった水をいいますし、体の中を巡る血液も体液、ホルモンなどなどもこの「水分」の中に含まれます。
このアルブミン。タンパク不足があると低いのです。
つまりスポンジの容量が少ない。
タンパク質不足は外界の変化などにも対応出来にくいのです。筋肉も少ない傾向があったりするので汗もうまくかけなかったり・・
なのでタンパク質はしっかり摂って容量の大きなスポンジを蓄えて欲しいのです。
アルブミン
基準値 3.8-5.2g/dl健康であるためには4.5位は維持したい
4.0以下は何か病気があるかもしれないサイン(特に3.5以下は何らかの病気のサインと共に栄養障害の疑い)
4.0から4.5未満はタンパク質不足の可能性
夏バテ&熱中症になりにくいコツ
夏バテ&熱中症になりにくいコツ。
ずばり、しっかり食べて睡眠もバッチリとることです。
たくさん食べてます~ って方のお食事にタンパク質がなかったり、ほんのちょびっとだったりすることも珍しくありません。
たくさん食べている、と思っているのはごはんだったりパンだったり、そうめんやパスタだったりします。
食欲がなくて~というのもこの時期、よく聞きます。
食欲がないからと食べなかったり糖質ばかり食べていると夏バテ&熱中症のリスクが上がりますし、ますます体調が悪くなります。
「スポンジ」の材料になるのはタンパク質です。
是非少しずつでもタンパク質食べてくださいね。
お子さんのおやつにもタンパク質補給にもお勧めなのはこちら!!