炭水化物(糖質)を減らすように言われる
血糖値の正常なコントロールが出来ず、あろう事に血糖値が80を遥かに切ってしまう人々が増えています。
血糖値が上がりっぱなしの糖尿とはある意味逆の状態です。
血糖調節異常(血糖調節障害)=低血糖症で血糖を血中に必要な量保つ事ができずに、下がってしまうのが低血糖症です。
糖尿病と逆という意味は、糖尿の場合、特に糖質を豊富に含んだ食物を食べると血糖値が急激に上がり、下がりにくくなるけれど、血糖調節異常(血糖調節障害)の場合は糖質豊富な物を食べて血糖値が上がった後、急激に下がってしまったりするまさに調節出来ない病気です。(人によって色々パターン有り)
下がってしまった血糖は生命の危険を感じ必死に上げようと色々試みる。アドレナリン・ノルアドレナリン・コルチゾールなどなどと言った種々のホルモンを緊急分泌させて血糖値を上げるため対処しようとします。
この緊急のホルモン分泌で心身に様々な症状が出てしまうやっかいな病気です。
『偉大なる物真似師』の別名が付くほど驚くほどの色々な症状が出てしばしば誤診されてしまうほど。
精神疾患様が出る場合もあるし、頭痛、吐き気、めまい、震え、冷や汗、手足に力が入らない、キレる、物忘れ、眠気書き出したらきりがないほど。
この医師も知らない病気が認知され始めつつあります。
ネットの情報などで自分の心身の状態がもしかしたら、この血糖調節異常(血糖調節障害)=低血糖症ではないかと、詳しい検査と治療を行うクリニックに出向く人が増えています。
治療の第一歩として、まず食生活の見直しを言われる事が多いです。
血糖値をなるべく変動させないことが重要になるので、血糖値を上げやすい食材や食事を見直す事となります。
まず減らすのは炭水化物=糖質。特に精製された糖質を極力食べないように指導されます。
もちろん甘いものは厳禁。ジュースも例え100%の野菜や果物のジュースも御法度。砂糖も禁止。ブドウ糖もはちみつも、メープルシロップも・・・。
(こう書いたら、絶対私には出来ないとあきらめる人もいるでしょう。事実泣いてまで「私には出来ない」という人もいるとか。けれどまさにこれがこの病気になっている証拠でもあり、甘いもの依存も深刻なのです。)
糖質の中には主食の米・ごはんも含まれる。パンもうどんもそばもパスタも。果物も・・・・。
主食のごはんまで、という所で皆さん非常にびっくりされるらしい。
米を食べなかったら死んでしまう・・・というくらい大好きな人もいます。
ごはんがあれば他は要らない、という人もいるくらいだから、大変なのです。
そこまで好きでなくてもごはんのない食事が想像できない人も多いのだろし事実私がそうでした。
「ごはん(米)を食べないで大丈夫なんだろうか??」「生きていくのに不都合はないのだろうか?」と・・・・。
この治療の第一歩という、糖質を減らす食生活がまず受け入れられるかどうかで、心身の不調から早く立ち直れる鍵になることも。
追記・ただし糖質を減らすことだけに焦点が当たってしまうと副腎疲労がある人は動けなくなるので自己判断や自己流でしないのが大切です。
次回は、ごはんについて