副腎が疲れるということ3/3

アドレナリンが過剰に分泌されると・・・

アドレナリンの分泌量は、事態の緊迫度に比例して分泌されると言うが、強いストレスや強い緊張状態が長く続くと、コルチゾールとデビドロエピアンドロステロンと言うホルモンが昼も夜も分泌されると言う。

コルチゾールの分泌が過剰になると、免疫力の低下、情緒不安定、特にうつ状態を招きやすく、胃炎を起こしたり、筋肉の消耗、感染症にかかりやすく、むくみや体重増加にもなってしまう。

アドレナリン・コルチゾール・デビドロエピアンドロステロンを活発に分泌させてしまうと、寝付きが悪くなり不眠にもなり、この事によってますます心身共に消耗し不調が出やすくなる。

アドレナリンを分泌し続けると言うことは、心身の不調が出ると共に、副腎を疲れさせてしまうのだ。

ジェットコースター現象・・

・血糖値のジェットコースター

・情緒のジェットコースター

低血糖症=血糖調節異常の症状をご存じの方だったら、何となく分かるかもしれない。

血糖値を急激に上げる食材を食べたり、空腹時間が長く続いたりの理由で、血糖値が上下してしまったり、その血糖値の上下で精神面に不調が出る・・・本の中でもこれらの症状を血糖値・情緒のジェットコースターともっと詳しく分かりやすく紹介している。

ジェットコースター現象は、当然の事ながら身体にも精神面でも良くないし、これらを繰り返す事で、ますます副腎が疲れてついには命に関わるような重大な疾患に繋がってしまう・・と警告している。

ジェットコースター現象の原因になる筆頭がやはり『甘い毒砂糖』であると紹介されている。

砂糖は最も広く用いられている一種の興奮剤だ。

精製された白色の結晶体である砂糖は、気分や行動に影響を及ぼす。

砂糖によって、さらに砂糖が欲しくなり、砂糖を食べないといらいらするようになる。中略

また砂糖は脳を興奮させ、活動過多にする。

疲れることにつかれたらより

ここでもこのように砂糖による悪影響を紹介しているが、脳を興奮させ、活動が過多になることで、心身共にますます疲弊してしまうのだ。またインシュリンの過剰分泌のみならず、セロトニンの減少を引き起こし、さらには高血圧、心臓病、脳卒中などを引き起こすという、素人にも分かりやすくその過程を説明している。

低血糖症に関する本以外で、これだけ詳しく分かりやすく血糖値の変動にも深く関わっている『副腎』の働きや、酷使による疲弊が書かれている本を読んだのは初めてだった。

まだまだ興味深いことが沢山詰まっているが、興味のある方は是非お読み下さい・・・

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てすとてすと

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