副腎が疲れるということ2/3

本の紹介 疲れることに疲れたら

疲れることに疲れたら―仕事、ストレスで燃えつきる前に

ジェシー・リンハンレー著

副腎が疲れる=アドレナリン・コルチゾールの過剰分泌による。とこの本に書かれている。

『加速期』『減速期』『失速期』『袋小路』『燃料切れ』の5段階で副腎が疲れていく段階を順を追って、どのような生活をし続けると、心身共にどうなっていくか・その原因や、対処法(生活の仕方・食事の仕方・気持ちの持ちようなど)実に分かりやすく書いてある。

アドレナリンなどのストレスホルモンは、精神的・肉体的なストレスに対処するために、一時的・あるいは慢性的に分泌される。

一時的にせよ、慢性的にせよアドレナリンが分泌され続けることで、どんどん副腎は疲れて行くわけだ。

アドレナリンは無尽蔵にある訳ではないので、分泌量が減ってくる訳だけれど、減ってくると疲労・焦燥感・肥満・情緒不安定に陥ると言う。

アドレナリンが減ったそんな状態でも身体と心のストレスに対応するのに、副腎はますます頑張って分泌しようとするが、恐いのは、依然と同じ量のアドレナリンを分泌させるには、以前より一層激しい刺激が必要になるという・・・・

人間の身体はある程度まで、回復する力を持っているのは想像がつくところだが、自分で気がつかないうちに、アドレナリンを分泌し続け、回復する時間を与えないことで副腎が疲れて悲鳴を上げ、心身共に不調が出てしまう・・・というのを肝に銘じておかなければならないだろう。

低血糖症=血糖調節異常もCFSもアドレナリンの分泌が関わっている、と言うのは納得してしまった。

「自分で気がつかない」のが問題で、最初はちょっとしたことから始まっていてることを指摘し、早めに対処するように警告しているのがこの本と言えるだろう。
続く

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てすとてすと

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