脳と栄養のシンポジウム-オーソモレキュラー療法 (分子整合医学)の基礎と臨床~溝口先生編

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脳と栄養のシンポジウム

2009年8月23日に開催された『脳と栄養のシンポジウム』について少しご紹介します。

終了してすでに随分時間が経ってしまったけれど、メモと記憶を頼りに印象的だった事などを中心に書いてみます。

尚、掲載については溝口クリニックよりご許可を頂いています。

一部・または全部における引用・無断転載をお断りします

午前の部
「笑いと脳」 大阪大学大学院医学系研究科  大平 哲也氏

落語
「紙入れ」  出囃子 神田祭り  紋 裏梅  古今亭菊志ん氏

午後の部
オーソモレキュラー療法(分子整合医学)の基礎と臨床
溝口 徹医師

糖質制限食の基礎と臨床
~脳に糖質は必要か          江部 康二医師

日本における精神医療の現状
~精神科医療の歴史的変遷を通して~  市来 真彦医師
心療内科領域における栄養療法の実際  姫野 友美医師

精神科における栄養アプローチの実際  廣瀬 久益医師

シンポジウムディスカッション
司会 溝口  徹
シンポジスト
市来 真彦
大平 哲也
廣瀬 久益
姫野 友美

脳と栄養のシンポジウム-オーソモレキュラー療法 (分子整合医学)の基礎と臨床~溝口先生編

「精神疾患にたいする新しい治療法」という題目でお話をされていました。

現在精神科で行われている治療とオーソモレキュラー療法(栄養療法)における治療の根本的な違いを示すと共に精神疾患に栄養が深く関わっていることを具体的なデーターなどで説明して下さいました。

現在の精神科医療に於いてはその診断の多くがDSM-IV分類に基づき、患者の訴えや症状を診断し、その症状に合わせた対症療法である薬物療法が中心であることを話されたが、きっと会場に来ていらした方々はよくご存じの事ではなかったでしょうか?

【精神科(心療内科)では、患者の症状を聴いてDSM-IV分類に当てはめ、該当する症状で各病態を決めていく】

現在の精神科医療は精神疾患の諸々を『脳内物質の代謝異常が原因』という仮説にたって治療しているのに対し、栄養療法は細胞レベルに於いて、『細胞の構成している物質(分子)とその細胞を働かせる物質(分子)の濃度によって決まる』という捉え方を元に、足りない物質=栄養素を摂って治していく、という違いを整理した形で説明して頂いて分かりやすかったです。

そもそも捉え方のスタートが違うのだから、治療法も違って当たり前だと思う反面、栄養療法の「脳(や身体)に足りないものを補っていく』と言う考え方の方が理にかなっていると思うのです。

今の医療はあくまでも対症療法であることが多く、多種多剤を処方されながら、人によっては何年も治療にかかることを考えれば、大元を突き止めて治していく栄養療法の方がすぐに効果は出にくかったとしても、確実で治癒も可能だというのにも納得します。

現在の精神科医療では、例えばうつ病についてはセロトニン、ノルアドレナリンの不足と捉えていると言う説明があったけれど、うつ病の原因はセロトニンの不足ばかりとはいえず、むしろそれ以外の方が多いとのこと。

うつ病と診断された人の中には、当然の事ながら栄養欠損を始め貧血が関わっている人、コレステロールが低い人、そして血糖調節異常(低血糖症)が含まれているというのは言うまでもない。

すでに栄養療法をされている方はご存じだろうけれど、栄養療法は食事療法と運動などを含めた生活改善と共に医療用サプリメントで治療していく・・・

治療には食事から摂れる栄養素だけでは足りない分を補う意味でサプリメントを飲む訳だけれど、その量はある意味常識を越えている・・

「治療には至適(最適な)濃度が必須であること」これが大前提だと改めて思いました。

細胞(脳神経細胞)を構成する分子・酵素や補酵素など、細胞を働かせる分子=その分子に必要なだけの濃度の栄養素であること。

この至適(最適な)濃度の重要性、維持などは下記の事実があります。

この4つは細胞の適切で正常な働きをするために欠くことのできない事から、これらが1つでも欠ける事で心身のバランスが崩れ、不調が出たり病気を発症してしまったりするのです。

    • 物質(栄養素)はすべて食材から供給される
    • 物質(栄養素)の濃度が細胞の機能を左右する
    • 最適な濃度には、個人差が存在する
    • 最適な濃度は、通常の食事からでは得られない

『脳と栄養のシンポジウム』抄録より一部引用・参考

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