ナルコレプシーに関係する遺伝子の発見

先月になってしまったけれど、毎日新聞ネット版に9月29日に掲載された。

ナルコレプシーに遺伝子が関係している、と言う記事か載ったのでご紹介する。(該当記事のURLを載せると、後日見られなくなるので、全文を引用する)

遺伝子が関係しているとは、興味深い。

早く解明されるといいと願っている。

【ナルコレプシー:関係する遺伝子を発見…東大研究チーム】

日中でも激しい眠気に見舞われたり、発作的な脱力などに襲われる「ナルコレプシー」の発症に関係する遺伝子を、徳永勝士・東京大教授の研究チームが発見した診断や治療に役立つ可能性がある。28日付の米科学誌ネイチャー・ジェネティクス電子版に発表した。

 研究チームは、患者と健康な人のゲノム(全遺伝情報)を解析。両者の間で、4種類ある化学物質の塩基の並び方が異なる場所(スニップ=SNP)を調べ、ナルコレプシー発症と最も関係が高い1カ所を特定した。具体的にはチミンという塩基が、シトシンという別の塩基に置き換わっていると、ナルコレプシー発症の危険性が1.8倍高いことが判明した。

 また、このSNPに隣接し、正常な睡眠や脳の働きを担う2種類の遺伝子に注目。シトシンの人は、2種類の遺伝子の働きが低下し、ナルコレプシー発症につながっている可能性が高いことを突き止めた。

 日本には約20万人の患者がいると推定されている。発症の詳しい原因は未解明で、治療は対症療法にとどまっている。

 研究チームの宮川卓東京大助教(人類遺伝学)は「遺伝子が作るたんぱく質の機能を補う物質を開発すれば、新しい治療薬になりうる」と話す。

【河内敏康】

           毎日新聞ネット版 2008/09/29より引用URLはこちら

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